醍醐大勝利のカギは 見えない力と見据えたリアル【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 12/15 第2試合】担当記者 東川亮

アガリトップの多井もテンパイ。待ちは醍醐と同じ【3マン】【6マン】、多井のほうが上家なので、出アガリだと多井の勝ちだ。

園田も役ありテンパイまで持っていった。【8ピン】残しの手順などはさすが。強者4名の激突は、最後まで熱い展開となった。あとはどこにどの牌がいるか、そこに寄与するものがあるとするならば、もう目に見えない、理屈では説明できないものでしかない。

醍醐はこの日、試合前に近藤の左手からパワーをもらっていたという。その力の存在を、証明することはできない。

その上で、枚数が互角でロンができず、最も不利な立場にいた醍醐が勝った。それは紛れもない事実だ。

名勝負のラストは、フェニックスの十八番とも言える逆転劇。そこに至る布石となった醍醐の2000点仕掛けも、また見事な決断だった。

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