後がない2チームに明暗 三浦智博の苦悩、瑞原明奈のトップ【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 3/6 第1試合】担当記者 虫かご

続く2本場でも先制リーチに成功するが、門前でホンイツのテンパイを入れた瑞原の押し返しにあい、当たり牌の【北】をキャッチ。たった3局で42,900点を失う目を覆いたくなるような苦しい展開となった。

トップ獲得の裏で起こったミス

迎えたオーラス。瑞原・瀬戸熊のトップ争いに注目が集まる。第1ツモを終えた時点の瑞原の手牌がこちら。ツモ和了なら700-1300点以上が必要な場面で、【白】【中】の対子を手にしている。

瑞原が意外な選択を見せたのは、上家に座る三浦が【9マン】を切った場面だった。すでに【白】の暗刻を形成し、700-1300の和了や直撃によるトップ獲得も現実味を帯びてきた中で、これをスルー。【9マン】をチーした【5マン】【8マン】待ちのテンパイを見送った格好となった。

対局後、瑞原はこの選択をミスだったと振り返っている。1本場の存在を失念しており、700-1300のツモ和了では瀬戸熊と同点トップになると思い込んでいたという。

しかし、その後なんとかリカバーし、最終的にはドラの【4マン】をツモって1300-2600は1400-2700の和了。瀬戸熊をかわし、わずかな望みをつなぐトップを持ち帰った。

普段は気さくに明るく振る舞う瑞原も、この日のインタビューでは少し疲れも覗かせていた。レギュラーシーズン最終局面を駆け抜ける選手たちのプレッシャーは、我々が想像している以上に計り知れないようだ。ボーダーへの意識は保ちつつも、「楽しんで見てもらえるように打ちたい」と語った。悲喜交々、この世の全ての感情が入り交じるMリーグスタジオ。数え切れない人々の思いを背負う選手たちの戦いを、最後の一瞬まで見届けたい。

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