EX風林火山 勝又健志「怒りの特大トップ(ただし、怒ってはいない)」の中から、神打牌ベスト3を選んでみました。【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/23 第2試合】担当記者 ゆうせー

比較が微妙ではあるが、私は打【1マン】、打【4マン】どちらもアリだと感じる。

それよりも、フリテンの【6ピン】【9ピン】受けを残したこと自体が、クレバーな選択だと感じた一局であった。

第1位…七対子か?メンツ手か??

南1局

七対子を強く見ながら、【4ソウ】を初打に選んだ勝又のもとに、

メンツ完成となる【5ピン】がやってきた。

1枚切るところだが、何を選ぶ?

みなさんならどうするかも考えてほしい。

勝又は、

【8ソウ】を打った!

第一打の段階で勝又は、

【西】【西】【9ソウ】【9ソウ】と切っていった喰いタンメインの進め方では、決着巡目が10、11巡目あたりとなって、そのときに安全牌がない進行だと危険」

と考えていた趣旨の話を試合後のインタビューでしていた。

確かに、【西】【9ソウ】を手放すのは守備面で不安が残る。

だから、【9ソウ】【西】を使った、

【白】を重ねたメンツ手、または七対子」

を狙ったのだそうだ。

勝又が言うように、

ここから端のトイツを2つ外していくルートは大回りが過ぎる。

4トイツ1メンツで、七対子もメンツ手もリャンシャンテンのこの手だが、リャンメンが1つもないので七対子を強く見るのがいい。

【白】を打って【8ソウ】を残してもいいが、そうすると七対子として待ちごろの牌が0になってしまうので、その意味でも【白】残しは有力だ。メンツ手でスンナリ進んだときに、【9ソウ】待ちがボケる副次的な効果もある。

次の巡目に、勝又は、

【6ピン】をツモって、七対子のイーシャンテンになった。ここで、単騎待ちとして優秀な【白】が手にあるのは大きい。

勝又は打【5ピン】とした。

このときから、下家の瀬戸熊が切った【8ピン】を注目していたのだろう。

最序盤に切られた牌の2つ隣までは持たれていないことが多い。

孤立牌から切られたケースだとそうなるのが理由だ。

例 【8ピン】を孤立から捨てている→【6ピン】【7ピン】【8ピン】【9ピン】は手にない

【發】を持ってきて【7マン】を打ったあと、

【1ソウ】をツモるや否や、

「勝又怒りの音速ツモ切り!」(怒ってはいない)

アーカイブで見ることの出来る方はぜひ見返してほしいが、切るスピードが本当に速かった。

こちらを重点的に取り上げようか迷ったくらい、このイーシャンテンでの【1ソウ】打ちも凄い。

自分の河に【4ソウ】があるから【1ソウ】を残したくなる人も多いかと思う。

しかし、この【1ソウ】をあとから手出ししたら、一気に七対子が読み筋に入ってしまうのだ。

変則的な河で、【4ソウ】を切っているのに【1ソウ】が出てくるのは、やはり七対子が本線と思われてしまうだろう。

すると、

「待ちごろの【1ソウ】が出てきたから、少しケアをしておくか」

【1ソウ】よりいい待ちは何だろうか」

と相手に探られてしまい、ダマにしていてもアガれないケースも出てくる。

なんなら、【1ソウ】で小考しただけでもキズとなるケースすらある。それがプロの世界。

もちろん、前述の通り【7ピン】の良さを把握していたからこそのプレーではあるが、見事な勝又の【1ソウ】切り、

そして、

狙い通りの【7ピン】引きテンパイ!

ここも「スッと」【發】を打って、【白】単騎待ちに構える。

これを大介からアガって、8000。

この手をまとめられる打ち手は、そうそういないだろう。

【8ソウ】切り【白】残し、そして【1ソウ】打ち【7ピン】キープを合わせて、素晴らしいアガリであった。

と見てきたが、半荘を通じて、

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