新国税庁長官で
税収は悪化する
パソコンなどの検索で「新国税庁長官」と入力すると、森友問題の答弁でお馴染みの財務省のS川理財局長の記事や動画がたくさんヒットします。
「記憶にございません」
「記録にもございません」
「調べることもいたしません」
国有地の森友学園への疑惑の払い下げへの質問に対して、徹底的に答弁と調査を拒否したエリート官僚です。
「パソコン上のデータもですね、短期間で自動的に消去されて復元できないようなシステムになってございます」
「ウソやん」
「スパイ大作戦か!」
年配の方は思わず突っ込んだのではないでしょうか。
この方が新しい人事で、国税庁長官に出世したことが明らかになりました。
「ご褒美かい!」
国会の質問の中で、ご本人が一番嫌がった、あるいは答弁をためらったとされるのが「当時の担当者、前任者は誰か?」という質問。
何回も答弁をはぐらかした末に渋々答えた名前は、S田国税庁長官でした。
この時点でその後のストーリーを予感した人も多かったのではないでしょうか。
予感は的中し、S田氏と同じ出世をS川氏は手にすることができたのです。
さて検索ワードを「元国税庁長官」と変えてみましょう。
前じゃなくて元ですよ。
「元国税庁長官O氏に脱税疑惑」
「妻が証拠付きで告発」
「年金なんか払うな」
などがヒットします。
あくまでも私のパソコンの結果ですが、他の方でも似たようなものだと思います。
私は数年前に税務署で職員に次のように言いました。
「すみません、そこのパソコンで、元国税庁長官と検索してみてくれませんか」
中年の署員が入力したとたん顔色が変わりました。
おそらく似たような検索結果が出たのでしょう。
話を現在に戻しますが、多くの納税者が今回の人事の背景を疑っており、怒っているのではないでしょうか。
「あんな奴らのために、何で自分たちが税金を納めなくちゃいけないんだ!」
特に、中小零細企業の経営者で税金の支払いのために借金を余儀なくされている人などは、怒りと虚脱感が沸き起こってくるのではないかと。
「税務署は借金してでも払えと言うけど、そんなばからしいことできるか」
公務員の人事がご褒美や口封じだと感じる人も多いでしょう。
少なくとも百億円くらいは、本来の税収よりも落ち込むと思います。
国税庁長官へに出世と多額の報酬を手に入れる代わりに、税収が減るんです。
「自主的に退職させて外国移住もさせ、三億円くらいやったほうが安かろうが」
高田馬場のテキ屋のじいさんのコメントです。
ちなみに、もし税金を借金で払おうとしている方がいたら、それだけは思い留まってください。
私もかつて税務署に求められましたが、幸いにも担保能力が無くて難を逃れました。
「借金は発生現場で踏みとどまらないと地獄を見る」
このコーナーで時どき書いてますが、私自身が税務署の厳しい追及で転落寸前だったんです。
「警察に殺されることは無いが、税務署はあるからな」
税金を払ったことが無さそうな前出のテキ屋さんです。
正義と裏切りの連鎖で
リークが激増する
モリカケお食事券と入力しようとしたら、森加計汚職事件に変換されてしまうほどの騒ぎですが、これもAIなんですかね。
私はこの騒ぎをついギャンブルや投資や詐欺の側面から見てしまいます。
森友学園は小学校経営という大きな勝負が裏目に出て、元理事長は補助金詐欺などの疑いで告発されています。
小学校の設置認可の申請は、本人が取り下げ。
逮捕されるかどうかは分かりませんんが、このままでは破産は確実です。
破産すれば本人だけでなく、建築業者などにもお金が回らなくなって大きな負の影響が出る。
はるかに規模の大きい加計学園が同じ道をたどる可能性が高く、そうなると事態は深刻です。
今治市に建築中の獣医学部の工事がストップすれば、やはりお金が回らない。
また森友学園関連の幼稚園が廃園に追い込まれたるように、加計学園全体のブランド力が傷つけられたので、開学できても学生が集まりにくいなど。
特区や補助金活用の巨大で特殊なビジネスモデルですが、このまま続くとは思えない。
個人も組織も原始的なミッションは、まず生き延びることです。