かつて、若くして第11期最強位に輝いた、長村大。
独特の視点で、Mリーガーたちの麻雀を語る。
■らしかったたろうちゃん
今日のたろうちゃんは、ラスにはなってしまったけど、すごく『らしさ』が出ていたと思います。
東3局、醍醐さんがドラ8の倍満確定リーチをかけた局、たろうちゃんもチートイツでテンパイをとって、ギリギリまで粘っていたじゃないですか。僕だったらあの局はもう、醍醐さんの現物以外は何も切るつもりがなかったです。結果論で言えば
待ちでも
中待ちでもリーチをしていたらアガっていたんだけど、そもそも僕だったらあのテンパイが取れない。チートイツは待ちも弱いし、相手は高打点が確定していますからね。さすがにリーチはないとはいえ、ああいうところで粘るのはたろうちゃんらしいなーと思って見ていました。
もうひとつ印象的だったのが、南3局で醍醐さんの![]()
![]()
待ちリーチを受けた後に場風の
を鳴いた場面。このとき、手牌の形だけで言えば、リーチの現物の
を切るのが一番手広いんだけど、たろうちゃんは同じ現物でも
のほうを切った。これって、今のリーチを受けた状況から何とかしてホンイツにして満貫を作ってやろう、という考えがどこかにあったからだと思うんです。普通ならかわし手の一手だと思いますけど、こういうところもたろうちゃんらしさが出ていましたよね。
■「先切り十段」の異名の効果?
あと、南3局でもうひとつ印象に残ったこととして、リーチに受けていた亜樹さんが手詰まったシーン。このとき、亜樹さんは結局
を切るんだけど、かなり時間をかけていて、
も選択肢にあったっぽかったんです。このとき、醍醐さんの河には4巡目に
が切られていて、手詰まったとしたら
は真っ先に候補に挙がる牌だと思います。
でも、すぐにそうしなかったということは、

日本プロ麻雀連盟所属。
近代麻雀にて「しみったれ」連載中。第11期麻雀最強位。
Twitter:@sand_pudding












