最も一致率の高かったのは阿久津。
東1局1本場
リーチ・
・赤・裏
12,000(+300)
親のマンガンを優から出アガると、
東3局1本場
今度は柴田から
・ドラ3、マンガンの出アガリ。
届かなかったものの、終始トップ争いに絡んだ。
一方、最も一致率が低かったのは
どこかウロボロスのアイコンに似ている優であった。
だが興味深いのは、一致率が低いからといって必ずしもアガリ率が劣るとは限らない点にある。
例えば、東1局2本場の
太のリーチに対して、カン
で追いかけてアガリ切ったシーン。
もちろん、この局の焦点は
リーチ判断にある。
最新AIでは、
切りのテンパイ取らずを推奨していた。マンズの高い河を見せている柴田の仕掛けも、おそらく判断材料の一つになっているのだろう。
ちなみに、少し前のタイプのAIならば
「迷う余地なしだね。」
ほぼ
切りリーチの一択であった。
また、東2局1本場の
後付けの
をツモった局。
仕掛け出しは
5巡目、この
ポンからの発進だ。
「これはスルー寄りかな。85%スルーだよ。」
ウロボロスくんは、この選択をほとんど支持していない。
こうして見ると、優の選択は最新AIの推奨と一致しないことの方が多かった。しかし、だからといって、それが間違いとは限らないのが面白いところ。
それが印象的に表れたのが、開局・東1局の
この何切る場面だ。
盤面を見て整理してみよう。
三段目に差しかかるところで
を引き、タンヤオのイーシャンテン。ただし、ドラも赤もない1,000点の手だ。また
は完全安牌であり、
はション牌である。
アガリの価値も、テンパイ料も大きくは変わらない。そう考えれば、くっつきに優秀な
を手元に残し、安牌を抱えながら
に手をかける打ち手も多いのではないだろうか。
ウロボロスをはじめ、全タイプのAIが
切りを選ぶ中、優は
を選択し、受け入れMAXに構えると
次巡、
を引いて最速テンパイ。もしAIの推奨どおりに打っていれば、結果的にノーテンに終わっていたのである。
最終手番で親の阿久津にこそテンパイが入ったものの、あと一歩で一人テンパイ。展開次第では、アガリまで生まれていた。
役牌バックの仕掛けが当たり前になりつつある現代麻雀。そんな中で、地味ながらもこの局は、優が示した「最新版・令和のアガリ手順」の一つの形に、私の目には映ったのであった。
古き良き感覚から、一味効いたスパイスを。
この試合、周囲が次々と高打点のアガリを決める中、
東3局1本場
太から放たれこの2枚目の
を













