輝かしい4連勝の陰で 園田賢が静かに足掻いた軌跡【Mリーグ2026-27 観戦記 11/2 第1試合(麻雀ch)】担当記者 後藤哲冶

次巡、上手く【2ソウ】 を引き入れた……!

ただ、園田の選択はダマ。
相変わらずソーズの下がよく、【3ソウ】 も引き入れることができるかもしれない。
そうなれば、四暗刻テンパイだ。
役満四暗刻をアガれれば順位点も込みで相当なプラスになる。そのルートは消したくない。

ただ、この巡目で醍醐から【3ソウ】 がツモ切られてしまう。
マンズ【4マン】【5マン】は場況が悪く、唯一ツモれそうだった【3ソウ】 が1枚減ってしまった。
この時、園田はツモ切りリーチを敢行することを決めていたと試合後の検討配信の中で話している。

が、なんと次のツモが……

まさかの【3マン】……。
画像を見て頂ければわかると思うが、なんでこんなタイミングでよりよって山に1枚しかない【3マン】【6マン】を引いてしまうのか。
園田は長考の末に……。

【6マン】を切った。
フリテンリーチになってしまうくらいなら、【3ソウ】 や【4マン】【5マン】を引ける可能性にかけたい。
残り巡目が少なくなったタイミングで、フリテンリーチもあるかもしれない。

待望の【赤5マン】を引いてきた……!
フリテンになったのが怪我の功名となり、念願の四暗刻変化を果たした。
振り返れば【發】の対子落としから、打点にこだわって仕上げに仕上げた四暗刻。

大逆転なるか……!

……が、これは山には残っておらず。
無念の流局。

迎えたオーラス。
悪くない手牌を入れた園田だったが……。

手牌は一向に進む気配を見せず。

最後はテンパイを取りに行った打【5ピン】が捕まって、無念のゲームセット、となってしまうのだった。

 

見事なトップとなったのは、EARTHJETSの柴田。

これで個人4連勝。
昨年の不調を払拭するような快進撃で、チームを支えている。

悔しい4着となってしまった園田。
ただ、苦しい中での足掻き方、どこかに光を見出そうとする様はやはり、麻雀賢者園田賢らしさ全開だったと思う。

振り返り配信では遅い時間にも関わらず今日も多くの人が園田の検討を見に来ていた。
「こんな【發】暗刻にならなきゃいらないわけですから、暗刻になるなんてそうそう無いですからね、2枚しかないんだから」と丁寧に前フリしてしっかりオチをつけて視聴者を沸かせていた(?)
(引用元 https://www.youtube.com/live/Y–enodX7m0?si=ffClwre3f5c8yHuf)

この麻雀中のカッコよさと、面白さの両立が、園田賢の魅力。
まだまだ中盤戦。今シーズンも魔法のような麻雀をたくさん見せてほしい所だ。

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