敗れし強者たち【近藤誠一 C卓編】

最強戦ファイナルを戦った選手は対局中に何を考え、どう決断していたか? 気になる局面をピックアップし、直接選手に聞いてみた!

今年、3年ぶりの最高位に返り咲いた近藤誠一。ただタイトルを奪還しただけではなく、誰に聞いても「近藤は強い」と絶賛される勝ち方だった。直前インタビューでも、そのコメントから最強位奪取への自信に満ち溢れている。その近藤は江崎文郎・魚谷侑未・片山まさゆきを相手にどのように戦っていたか?

 

重たい展開で始まった東場。近藤も東3局までアガリを決めることができずにいた。だが、東3局では最初にテンパイを入れる。

ここで近藤は打sou6-66-90-s-embでリーチをかけた。待ちはsou1-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou3-66-90-s-embsou4-66-90-s-embのカンsou3-66-90-s-emb待ちである。

「近藤さんからみてsou5-66-90-s-embは0枚、sou3-66-90-s-embは2枚見えている状況で、sou3-66-90-s-embを選んだ理由を教えてください。たとえば、sou3-66-90-s-embでアガったとき、あるいは流局時にそのテンパイ形を相手に見せることの効果もリーチの意図にあったのでしょうか?」

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近藤「自分の手牌を含めてsou2-66-90-s-embsou4-66-90-s-embの見え具合、およびsou8-66-90-s-embの出具合(他家から捨てられているので、手中にsou5-66-90-s-embが持たれている可能性がある)で、sou5-66-90-s-embよりsou3-66-90-s-embが優位と判断しました。直前にsou3-66-90-s-embが一枚切られたのは少し痛いとは思いました。

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(※このつづきは麻雀最強戦チャンネルでお読みください。)

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