熱論!Mリーグ【Thu】
「親番する?しない⁇」
黒魔術師・石橋伸洋が
選んだ運命のルート
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2018年11月29日
昨日の試合が始まる前の、チーム順位表はコチラ。
ちょっと、というかかなり心配なのが、折り返し地点を過ぎて6位に甘んじているU-NEXT Pirates。これ以上マイナスが増えてしまうと決勝リーグ進出(上位4チーム)が危ういし、私の弟である朝倉のメンタルも危うい。なんとかこのあたりで再浮上のきっかけをつかんで欲しいところだ。
そんなPirates、1戦目には石橋を起用してきた。
「黒いデジタル」の二つ名を持つ石橋。緻密な計算と、人の心理を逆手に取ったエグめの選択が持ち味の「現代風」を代表する雀士である。
一方、甘いマスクにも表れているように対局以外では物凄くにこやかで人あたりが良く、優しい性格の方だ。
少し話は逸れるが、先日「おしえて!パイレーツ」という、Piratesの3人が盤面などについて色々と本音で議論している番組を見た。選手の思考が分かる、非常に面白い番組であったが、略称の『おしパイ』は、そこはかとなく亀仙人的なやらしさを感じるのでやめた方がいいように思える。
その番組で、麻雀サイボーグの小林と、人としてのパラメータの大半を雀力に割り振った朝倉の麻雀トークが行われていた。はた目から見ても「大丈夫かな…」という空気になってもいたのだが、穏やかな石橋がそこに入ることでチームの歯車がうまく回っているように感じられた。
解説の瀬戸熊が言っていた通り、まさにPiratesの「キーマン」である石橋。前回のトップは海賊船が沈みかけていたところを救い出す価値のあるものだった。今日もチームを盛り上げるために、卓へと向かっていく。
1戦目
東1局
いきなり石橋の黒魔術が炸裂する。
3巡目
を手出し。
5巡目
続けてを手出し。
6巡目
さらにを手出し。
7巡目
そしてを手出し。
石橋の狙いは何かというと…
「自分の手をソウズのホンイツに見せること」である。
を手出しすることで
『赤含みの両面を払うほどの手だ』というメッセージを送る。