小林のリーチ攻勢を受け箱下10000点近くまでマイナスしてしまう。
大事な開幕戦なのに・・・よりによってこんな時に・・・
普通の人なら、そういう弱気な気持ちになってしまうところだろう。
だが魚谷は違った。
役牌暗刻の好配牌をもらうが・・・
この局も親の小林が先制リーチ
74400点持っているところから、
「リーチ、チートイツ、赤、ドラ2」
親のハネマン確定のリーチだ。
は2枚切れ。つかめば誰からでも出てしまう。
これは決まったか。
魚谷はこの手牌。
まだイーシャンテン。
まっすぐを切りたいところだが、リーチ宣言牌は。
は切りにくい。
中筋のでしのぐかと思われたが・・・
悩んだ末にまっすぐを打ち抜いた。
そしてすぐにテンパイし、リーチ。
先制リーチの小林から一発で出アガった。
箱下でもなんでも、押す手牌の時は押す。
何回もこのシーンを見ているが、箱下にもかかわらず、まっすぐを切った魚谷の心境を想像すると胸が熱くなる。
現在フェニックスは最下位。
この時の魚谷のように箱下みたいなものだといってもよいだろう。
しかし箱下だからといって、いつも通りの麻雀が打てなくなってはいけない。
この局の魚谷のようにまっすぐ前を見て打てばいいのだ。
この局を見る限り、魚谷は大丈夫だろう。
魚谷が大丈夫だということは、フェニックスも大丈夫だろう。
年末年始のお休みを経て、2か月後、ファイナルステージで戦うフェニックスの選手たちの姿を楽しみにして終わりたいと思う。
闇を切り裂いて
跳べ
フェニックス
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