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(左から)二階堂瑠美 勝又健志 二階堂亜樹 松ヶ瀬隆弥 藤沢晴信監督
「オフシーズン中は『早くはじまらないかな』という気持ちだったんですけど、今日を迎えて『はじまってしまったな』という感じがします。やっぱりみんな待っていましたし、選手側もみんな待っていたところはあると思います。ただ先発が瑠美さんで、キーパーソンが松ヶ瀬さんで、開幕は私が出るかなと思っていたので『あ、違ったんだ』という気持ちもありますし、自分が開幕に出てシーズンに入るのと、他の選手が先に出て、それを見ながら入るのって違うのかなと、ちょっと思ったりもしています。
開幕に打たなかった年もありましたけど、今年はたぶん、いつもより緊張しているんじゃないかな、という気が自分でしてします。あまり緊張しないタイプだと思っていたんですけど、今年は開幕からちょっとした緊張感みたいなものが感じられるので、いつもと違ったシーズンになるのかなと、なんとなく予感している感じですね。
(緊張の要因は)オフシーズン中に結構体調を崩していまして、その中でも麻雀を打ち続けて、自分の中でバランスを変えて、かなり積極的な麻雀を心がけていたオフシーズンだったんですよ。だけど本当に直前になって、先週とかの麻雀だと前のめり過ぎて、かかっているわけではないですけど、逆にバランスを崩してしまうんじゃないかというちょっとした不安みたいなものもありました。練習会とかでも(勝又)先生からいろいろなアドバイスとかをもらって、いったん手前に止まって考える癖はもともとあったんですけど、そこを消していた部分があったので、そこをもう一回さらに確認してしっかり選択できるようにしていかないといけないと、今日改めて思いました。自分が今までやってきた練習とかの部分を大事にしつつ、さらに確認して、ちゃんとしなきゃな、みたいな気持ちになっています。
チームの目標はもちろん優勝なんですけど、チームとして真面目なので、一つひとつ目の前のことをクリアしていくことを目標にしたいです。なので最初はレギュラーシーズン突破、その次はセミファイナル、ファイナルと、最初から優勝というよりも、確実に最初のステップを踏むところを目標にしたいと思います」
「ちょうど4日間連続で朝から晩まで練習をやってきたので、量的にはバッチリですけど、直近の練習会の成績があまりよくないから、仕上がりは?と言われるとあまりよくないかもしれません。でも、いつも通りの打荘数をしっかりとこなすことができているので、迷いとかブレとか、そういったものは一切なく試合に臨めるかなと思っています。
僕は対戦相手の研究については、シーズンがはじまってからにしようといつも思っています。開幕前にできることは自分の基礎雀力を上げていくことなので、プロ野球選手で言うノックだったり素振りだったり、そういった部分にあたるものをしっかりと回数をこなしてきたつもりです」
「去年、僕の結果がプラスだったら成績ももっと違ったと思います。今年はそうなれるよう準備もたくさんしてきましたし、その辺に関しては問題ないかなと思います。
開幕を迎えるにあたっての心境は、これまでと変わりません。過去の成績を気にして今年良くなるかと言えばそうではないので。今年良くなることだけを考えてきたので、その辺はあまり変わらないです」
「私が加入してから優勝という経験がないので、今までにない風を入れたいのかな、というところで私が初めて開幕戦を任されたということで、優勝への強い気持ちを持って臨みたいと思います。
もちろん手牌や状況にもよりますけど、昨年までとは一味違う、選べるときには自分なりのオリジナルの選択を選べるよう、そういうところを見せられるように頑張りたいと思います。
(開幕戦起用を伝えられたときの気持ちは)『俺ですか?』って(笑)。キーパーソンが松ヶ瀬隆弥ということで、当然先発は松ヶ瀬なのかなと、みんな思っていたと思うんですけど、私でした。藤沢さんの悪い癖というか、みんなの裏をかきたい、というところが出たのかな、という印象です」
藤沢晴信監督
「今年は『臥薪松胆』、ファンのみなさんも2年連続4位、ファイナルに出ておいての4位は本当に悔しいので、その思いをスローガンにして、炎護部隊のみなさんとともに、2年越しの屈辱を晴らす、ということです。今回はスポンサーがいっぱい決まりまして、派手なユニフォームにもなっていますが、その意味では福井県のあわら温泉には去年も行きましたし、全国のパブリックビューイングを今年もやっていきたいので、そこで直接ファンの人の応援をもらって、それも優勝の追い風にしたいと思っています」