押し引きのコツは!?【近代麻雀 つおくなる! みずぐちむ講座】

みずぐちむが教えてあげる!
つおくなる!麻雀講座【第2回】

最近スーパー銭湯にハマり、このコラムのほとんどは銭湯のリクライニングチェアにて執筆している、みずぐちむです。

第2回:自分の人生、選ぶのはわたし次第♥

押し引きに大事なものは?

みなさんこんにちは! 今回のテーマは押し引きです。

押し引きと一口に言っても、点棒による押し引き、自分の手による押し引き、相手による押し引きと、いろいろな押し引きがあります。

全て重要ですが、中でも一番重要なのは自分の手による押し引きです。

なぜなら、押し引きの大半を占めるのが自分の手によるものだから!

同じ手でも押したり引いたりする局面による押し引きもありますが、それは追い追いやっていきましょう。

今回は自分がどんな手の時に押すべきか、引くべきか、または迂回するのか、いろいろ考えてみましょう。

押すべき手と粘ってもいい手

あなたは東一局南家で7巡目に北家からリーチを受けました。

リーチ者の捨て牌は以下のようになっています。

リーチ

その時のあなたの手はこちら。

 ツモ ドラ

ドラヘッド&赤のピンフの完全イーシャンテン、わくわくの超勝負手ですね。

しかしリーチの一発目に無筋のを持ってきてしまいました。

ということは、この手をテンパイまで持っていくには、最低でも2枚の無筋を押さなくてはいけなくなってしまいました。

さすがにリーチに2筋を押すのはきついかも… って感じですよね。

でもここは目をつぶって一発目からをバーンと切っちゃいましょう。

こんな勝負手なかなか入りません。

この手は2筋押す価値が十分にある手です、というか私は捨て牌の三段目に差し掛かるまで無条件に押します(笑)

それで放銃しちゃっても全然後悔しなくて大丈夫!

むしろ、オリでアガり逃す方が激痛なので、放銃の恐怖は忘れてアガりの未来だけみていきましょう。

では先ほどと同じリーチを受けて、A図の手だった場合はどうでしょう。

リーチ

A図

南家  ドラ

ピンフドラ1の見える、なかなかいいリャンシャンテンです。

が、リーチを受けるとちょっと厳しい… テンパイするまでに切らなきゃいけない無筋が多すぎるし、まだリャンシャンテン。

この段階から全部押すのは〝ひのきのぼう〟と〝ぬののふく〟で戦っているようなものです。

でも、現物が中抜きの1枚しかないではないか!

ここでを中抜きするかどうかですが、次巡安全牌を持ってこなければ、終わった手で詰むというこの世の終わりを迎えてしまいますね。

私のおすすめは、あいだをとって「筋ののトイツ落としでまわる」です。

これなら手を壊さずそれなりに安全度の高い牌で一旦迂回できます。

その後、リーチにいろんな牌が通って、うまくいけばテンパイや和了まで見ることができ、もしうまくいかなければさっとオリることも可能です。

こんな感じでちょっとだけ粘ってみることも大事です!

とりあえずなんてイヤだよ

最後に、リーチを受けた時、B図の手だったらどうでしょう。

リーチ

B図

南家  ツモ ドラ

現物はの2枚。

今持ってきたは筋の牌ですね。

とりあえずを切りたい衝動にみなさん駆られてたりしませんか?

それは、だーめー!

さっきの手でで回ったんだからいいじゃんと思いきや、この手はあまりにもバラバラすぎてリーチの一発目に筋とはいえ通っていない牌を切る価値はありません。

さっきの手はまだ形が良かった上に、ピンフドラ1になる可能性がありましたがこの手はドラも一枚もないどうしようもない手です。

何の未練も残さずを中抜きしてひたすらペタペタオリましょう。

ひたすら押す手、粘ってもいい手、ベタオリすべき手の3つの例を挙げてみました。

押し引きバランスは強い人たちの中でも攻撃型や守備型など、スタイルが分かれる部分です。

自分に合ったスタイルを探してみましょー!

みずぐちむは守備型、かな?

次回は点棒状況による押し引きについて書こうと思います。

同じ手でも点棒状況によって選択が変わるというびみょーうでだいーじなお話です。

着順意識を身につければ、平均着順アップに繋がります。ではまた!

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