園田もリャンシャンテンだ。
多井、園田、どちらもテンパイをすればリーチを打つであろう手。もし、この時点で小林のアガリによって未然に両者の手を潰すことが出来たならば、それは大きな価値がある。この段階では小林のアガリは発生しなかったが、
仕掛けて役アリのテンパイを入れている=常にアガリの抽選を受けている
ということでもあるのだ。
その後、小林の手は、
8巡目にリャンメン待ちへと変化。
再びこのときの他家の手を見てみると…
多井は良形イーシャンテン。
園田も良形イーシャンテン。
ここでも小林が一歩先んじているのが分かる。
そして、多井、園田の2軒リーチを受けたところで…
このアガリとなったのだった。
門前2者に追いつかれはした。そして結局1000点の手になった。とはいえ、この役アリのテンパイを入れていたおかげで、本手2人のアガリを阻止して加点をすることに成功したのだった。
このようなシャープな速攻による防御が小林の真骨頂だ。
来シーズン以降も、このとき見せたような満面の笑みを何度も、何度でも見たいというのが私の、そしてPiratesサポーターをはじめとする“コバゴーファン”の想いであろう。
(C)AbemaTV
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