【仲林圭のゲスコラム】
こんばんは。本日もキンマウェブの時間がやってきた。
先日ドラフト会議により、日本プロ麻雀協会の堀慎吾プロがサクラナイツより指名があった。皆さんご存知かどうか分からないが、仲林は堀さんと一緒に住んでた事もあるぐらい仲が良い。お互いにプロになる前から仲が良く、堀さんから麻雀のことを教わることが多かった。個人的には最強だと思っているので、是非注目して見て欲しい。仲林を除いてだが。ちなみに去年の雀王決定戦で仲林は堀さんが優勝した時にインタビューで泣いている。本当に嬉しかったので話ながら泣いていたのだが、堀さんに泣いて好感度上げようとしてただろと言われた。表彰式が終わった後、もちろんコメントはチェックしたが、好感度を上げるために泣いたわけでは決してない。信じてくれ。
そして仲林は本当にサクラナイツの監督である森井さんを好きになった。なんて言って表せば良いのか分からないが、あのサプライズは本当に素晴らしかった。サクラナイツのサポーターになろうかと思っているくらい森井さんのことが好きになった。とにかく今年のMリーグは見ものだ。本当に楽しみである。
また話は変わるが先日、麻雀最強戦のディフェンスマスター決戦に出させていただいた。結果は皆さん知っているかも知れないが負けた。前田直哉さんが本当に強かった。かなり惜しいところまで行ったのだが、まだまだ実力が足りていなかった。前田さんおめでとうございます。金本実行委員長、来年も呼んでくださいね。終わった後、Twitterのフォロワーが300人くらい増えていた。Abemaの力は本当に凄いと感じた出来事であった。Mリーグの解説とか呼んでもらえないだろうか。張さんにお願いしてみよう。そうしよう。
さて、話はまた昔話に戻っていこう。
「もえはうす」という雀荘で働き始めた仲林はもちろんボコボコにされた。イキリ大学生であった仲林は打牌も強く、ヒキヅモもしていたので他のメンバーにめちゃくちゃ怒られた。若気の至りという奴だ。絶対に皆さんは真似をしないように頼む。
何ヶ月か働くと、仲林はとある麻雀プロと出会う。綾小路菊千代と言う人物だ。現在はプロをやめてしまっているが、本当に強いプロだった。しかし人間的には本当に恐ろしい人だった。他のメンバーのお尻にホッチキスを叩きつけたり、メンバーに風俗に行ったら罰金と言うルールを課して、客引きに半額で誘わせ、罰金を分けると言う恐ろしい事もしていた。これが歌舞伎町かと社会勉強になったものだった。
毎日毎日、綾小路さんにやられていた仲林はこの人の真似をすれば勝てるのだと気づき、毎日後ろでメモを取り始めた。なんであれ切ったのか、なんで降りたのか、事細かに毎日毎日質問を繰り返していた。その甲斐あって仲林は飛躍的に麻雀が強くなった。是非麻雀強くなりたい人は真似してほしい。強い人の真似をするのが一番早い。
大学2年生になるとほとんど麻雀しかしていなかった。友達とセットをし、「もえはうす」で働き、フリーに行くと言う生活を毎日していた。本当に立派な大学生だった。
しかし、とある日何故か親に夏休みにオックスフォード大学の短期留学を申し込まれ、仲林はイギリスへと旅立つ事になる。早稲田の勉強も全くしていないのにイギリスで何を勉強するのだろうかと疑問に思ったが、なんだか面白そうだから仲林は参加する事になった。
イギリスに旅立った仲林。当時は今ほどコミュニケーション能力は高くなく、仲良くならないと人と話すことがなかなか出来なかった仲林には英語と言うハードルは非常に高かった。1ヶ月間の留学であったが、1週間はほとんど日本人と話しているだけだった。
授業は基本的に英語の簡単な授業が多かった。こんな勉強だけで大丈夫なのだろうかと心配になったが、まぁ楽だからいいかと言う結論になった。ちなみに成績は中の上ぐらいだった。意外と勉強は出来るのだ。
そんな中、レミと言うフランス人と仲が良くなった。彼はオックスフォード大学の4年生で、大学院進学が決まっていた超が付くほどの天才だった。なぜ彼が仲林を好きになってくれたのかは分からないが毎日毎日彼と二人でオックスフォードのバーに通い詰めていた。飲み終わった後はケバブを買い、家に帰るという生活をほぼ毎日していた。その甲斐あって、仲林は親から貰ったお金を2週間程度で全て使ってしまった。親に連絡をし、お金がなくなったから送金してほしいという旨を伝えた。すぐに10万くらい振り込まれていた。そう、仲林家は裕福なのだ。甘やかされて生きてきたことがこのことからもわかるであろう。
イギリスで飲むビールは色々な種類があった。毎日違うビールを飲む楽しみがあり、仲林は飲みに行くのが本当に楽しみだった。
そんな中、仲林はまた恋に落ちた。お前何回人生で恋に落ちてんだって話だが、恋に落ちたのだからしょうがない。
そこから仲林は恋の三角関係、いや六角形に巻き込まれて行くことになるのだった。
日本プロ麻雀協会所属。主なタイトルは第10期雀竜位、第7回オータムチャレンジカップ優勝。麻雀界きってのゲス雀士として賛否両論を巻き起こしながらも前向きに活躍中。