ただいま発売中の「近代麻雀」12月1日号にて特集されている3人麻雀、通称「サンマ」。
西日本では今でも根強い人気を持っているサンマだが、これを知っていると「あと1人がそろわないから麻雀が打てない!」なんて場合に重宝する。
麻雀ファンの悲劇を防ぐために、ここでサンマの内容を紹介しておこう。
サンマとヨンマの違い
1.マンズの2~8の牌は使わない。なので「三色同順」という役はない。
2.は抜きドラとして使用する(抜いたらリンシャン牌からツモる)。花牌を使用することもある。
3.ツモはドラ表示牌の直前まで。ドラは開門場所から5枚目をめくる。
4.「チー」はない。
5.東南戦の場合、南3局がオーラスとなる。
6.配給原点が25,000点だと、すぐにトビ終了になるため、30,000点や35,000点持ちに引き上げることがある。
7.積み棒は1本場1,000点。
8.ツモアガリ時の点数は「ツモ損」や「1,000点アップ」などがある。「ツモ損」は1人分の点数がそのまま損となる。「1,000点アップ」はアガリ点の支払いに1,000点加えて補填する方法である。
ざっと説明すると上記のようになるのだが、やってみるとサンマはよく役満が出る。
「スピード命」みたいに思われがちだが、大きい手が出来ないわけではなく、むしろよく出る。
国士無双なんかも意外とスグにテンパって、ツモれちゃう(は抜かないように!)。この爽快感はサンマの大きな魅力のひとつだ。
サンマはヨンマにも役に立つ!?
「サンマはヨンマの練習になる」とはよく聞く言葉。はたしてその根拠はなんなのか?
・マンズがないため、平均してアガリのスピードが上がる傾向にある。なのでアガリに向かうために手組みにシビアになる。
・3人の勝負のため、脇同士の決着が減る。そのため、自分が攻めるべきか降りるべきかの判断力が養われる。
・場の色数と人数が少ないため、自分の手牌と河情報から相手の手牌や、牌山に残っていそうな牌読み力が養われる。
上記のような理由は確かに一理ある。関西では、4人いてもサンマを打つほどに人気のあるこのサンマ。
あなたもこれを機に、一度サンマを試してみてはいかがだろうか。
モデル:由井香織・日野麻衣・小田あさ美
写真:寺内康彦
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