東京の人たちにちょうどいい「場末の雀荘」を提供したい新潟発、ベーシックで遊びやすいルールの「麻雀伝説 錦糸町店」

東京の人たちにちょうどいい
「場末の雀荘」を提供したい

新潟発、ベーシックで遊びやすいルールの「麻雀伝説 錦糸町店」

2023年2月に東京・錦糸町でオープンした「麻雀伝説 錦糸町店」。もともとは新潟で地元の人たちに長く親しまれていた雀荘が、東京進出を果たす形でオープンしたお店だ。

全8卓、広々とした店内には岡本太郎の絵画が

 

お店の場所はJR錦糸町駅から徒歩5分ほど。8卓の店内は広々としており、卓からトイレに至るまで清掃が行き届いており、待ち席にはオーナーがファンだという芸術家・岡本太郎の「雷人」という有名な作品が飾られている。

また、タバコに関してはセットを除いて完全禁煙となっており、タバコを吸わない人にとってはありがたい。もちろん喫煙スペースも用意されており、喫煙代走も頼めるので、タバコを吸う人でも気軽に麻雀を楽しむことができる。

ベーシックなフリー東南戦麻雀の醍醐味を伝えたい

麻雀伝説のルールは一般的な四人麻雀東南戦をルールのベースにしつつ、赤牌に加えてオリジナルの「金7索」を1枚導入、また白に1枚含まれている「LEGEND牌」はオープンリーチをかけてツモったときのみオールマイティー牌になるなど、バランスが崩れすぎないようにしつつ一発逆転の要素を残した、お客が楽しめる独自のルールを取り入れている。リーチ後に待ちが変わらないなら送りカンもOKなほか、古くから麻雀に親しんでいる人ならおなじみの『十三不塔(※)』を役満として採用しているのも面白い。

※十三不塔(シーサンプトウ)
親は配牌時、子は鳴きが入っていない第1ツモ完了時にメンツ・ターツがなく雀頭がある場合に成立。
例:【2マン】【6マン】【1ピン】【5ピン】【8ピン】【1ソウ】【1ソウ】【4ソウ】【7ソウ】【西】【北】【白】【發】【中】

 

新潟店からのスタッフで、東京進出に伴い上京してきたというかのんさんは「お客様はいろいろな方がいらっしゃっていて、セットのお客様は若い方も多いです。セット料金が1時間1400円と使いやすい値段になっていますし、学生割引もありますので、フリーでもセットでも、たくさんの方に来てほしいです」と話していた。

みんなが気軽に麻雀を楽しめる、ちょうどいい「場末の雀荘」

麻雀伝説のオーナーである佐藤圭太郎さんは学生時代に麻雀を覚え、社会人になってからは転勤で新しい街に行くたびに地元のフリー雀荘に足を運んでいたという麻雀ファン。後に不動産業で独立することになるが、麻雀を通じて育んだ縁がビジネスにつながった面も多く「麻雀をしていなかったら自分の人生は大きく違っていたと思う」と振り返る。自分の人生を大きく変えた麻雀店という場所を自分でもやってみたいという思いが、「麻雀伝説」のオープンへとつながったそうだ。

お店で大切にしているのは、人。お客はもちろん、お店で働くスタッフについてもできる限り待遇を良くすることに注力している。麻雀伝説ではフードメニューも提供しているが、それはお客だけでなくスタッフも食べるに困らないようにしたいという思いがあってのこと。そうしてスタッフを大切にする姿勢が接客の質に、引いてはお店の魅力が高まることに結びつくと信じているのだ。

昨今では三人麻雀や四人麻雀で刺激的なルールを採用するお店が増えているが、佐藤オーナーは「フリー東南戦の面白さを感じられる、原点回帰できる麻雀店を作りたい。東京の人たちにちょうどいい場末の雀荘を提供できればうれしい」と、自身が親しんだ古き良き雀荘の姿を令和の世に再現しようとしている。その思いは確かに、「麻雀伝説」に息づいている。

東京進出は勢いによるところもありつつ、かのんさんをはじめ若いスタッフが育ってきたのも大きな要因の一つとのこと。オープンから半年程度が経ち、雰囲気や居心地の良さもあってか、現在でもたくさんの新規客の来店があるそうだ。「1回来たらファンになってもらえるような店作り」は、錦糸町の街で今、確かに根付き始めている。オーナーをはじめ気さくに話せるスタッフもそろっているので、近郊の方にはぜひ足を運んでみていただきたい。

麻雀伝説 錦糸町店
住所:東京都墨田区江東橋4丁目15−4 第9大澤ビル 2階
JR錦糸町駅から徒歩5分
電話番号:070-1046-8126

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