“ねと~とした麻雀は好きなので”
トップから4着まで900点差の
超接戦を制した二階堂亜樹、
チームスコアは+1000を超え
文・中野巧【火曜担当ライター】2026年1月27日
プロから最近覚えた人までが一緒に同じ牌を扱い、麻雀をやっていることでいつかはMリーガーはじめ、有名人と一緒に打てるチャンスすらある。麻雀は不思議な魅力があり、面白いゲームだな、と改めて思わされる。私自身も麻雀からつながったご縁は数えきれない。
その1つのご縁で、本日のMリーグに解説として呼ばれ、直近で雀王という日本プロ麻雀協会の最高峰タイトルを獲った西村雄一郎プロとMリーグを振り返って視聴させてもらった。
【メンバーシップ限定】雀王にして天鳳位・西村雄一郎プロ 竹書房の金本晃最強戦実行委員長対談
こちらの記事からも、これまでの彼は純粋に麻雀の強さを追求してきたが、ふと今日の解説を反省するような瞬間もあり、雀王を獲ったことで新しい目標や意識ができたのかもしれない。そんな西村雀王がおすすめしてくれた、次の一牌で人生が変わるかもしれない、そんな舞台で勝負を続けてきた彼ら・彼女らが意地でぶつかり合った局を紹介する。
第1試合
東家:二階堂亜樹(EX風林火山)
南家:下石戟(BEAST X)
西家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
北家:逢川恵夢(EARTH JETS)
オーラス。
全員が2万点台で、トップから3着まで4100点以内の場面。子たちが積極的にアガリを目指すため、アガってトップ目となっても親が継続するラス目の逢川にとっては厳しい状況である。
10巡目に亜樹がツモれば逆転のテンパイを入れる。しかしアガリ牌の
は山に0枚。白鳥から直撃できればトップに。
しかし、もうこれ以上は間に合わないと思った
を暗カンしている下石もここから
をチーして、テンパイを目指す。形式テンパイも辞さない構えだ。
ただ、ここで親の逢川から親リーチが入る。待ちは
–
。
1発目で通っていない
を持ってきた亜樹。リーチ棒が出たため、誰からアガってもトップ目となるが、ここは分が悪いと打
。自身の待ちの悪さもあり、いったんは親のリーチに迂回してゆく。
しかし、終盤手にある
をチーし、
と
のくっつきにする。ここでのテンパイ料は勝負を左右すると判断した亜樹の選択だった。
同じく下石も
を引き、テンパイ(役なし)の形から
を中抜きして、この局はいったん親のリーチに対して屈する形に。
ただ、通っている
を切れる場面で、下石の強さでもある鋭い読みから通っていない
切り。また彼もここでのテンパイ料をかなり重要視した一打だ。
結果、親の逢川、亜樹、下石の3人テンパイで流局。それにより、アガればトップ条件が3人という状況になるも、親の逢川が3フーロの一人テンパイでトップから4着までの差が900点という、かつてない接戦となる。
オーラス、
と
でヤミテンを入れた亜樹。直後にアガれる
が下石から出て、ロンの声。最後まで諦めずに形式テンパイを入れた亜樹と下石、条件は同じはずなのだが、この勝負の行方は紙一重で亜樹に軍配が上がった。
この勝利で風林火山は+1000ポイントを超えた。かなり縦長の展開にはなったが、まだ30試合あるため、ここから6位のボーダー争いがより激化すること間違いない。

日本プロ麻雀連盟所属、プロ歴2年目。
英語、イタリア語が話せる。
麻雀プロの活動を中心にするため大企業を退職し、京都に家族を置いて上京。
現在は日本プロ麻雀連盟本部道場でスタッフとして在籍中。
いつかは書かれる側を夢みておもろい麻雀と服装を実践中。
X:@taknakano













