熱論!Mリーグ【Fri】
「行く」「逃げる」「去る」
雷電、不死鳥、渋谷、赤坂、
生き残りを懸けた思惑と死闘
文・masasio【金曜担当ライター】2019年2月1日
「1月は行く」
早いもので2019年も1か月が過ぎてしまった。
Mリーグも日々熱戦が続いているが、着々とゲームを消化し、各チーム残り10戦を切った。
気になるチームポイント状況はこちら
残り10戦を切って、首位の風林火山はファイナルステージ進出当確だろう。
2位ドリブンズもマジック点灯といったところだがまだ分からない。
フェニックス、雷電は少し離れてしまい厳しい。
まだまだ分からないとは言うものの、後がなくなってきた。
本日の対局は、2位ドリブンズ、5位アベマズ、6位フェニックス、7位雷電の組み合わせ。
2位のドリブンズは今日下位陣を突き放すことができればかなり大きい。
5,6,7位の下位陣が明日に希望をつなぐことができるかに注目したい。
最下位雷電からは
瀬戸熊直樹が登場。
瀬戸熊は昨日1月31日の対局で箱下1万点以上の大きなラスを引いてしまい現在2連続で4着。
チームとしても3連続で4着を引いておりまさに背水の陣だ。
「落ちるところまで落ちたが、まだ挽回のチャンスは残っている」
そう語る瀬戸熊。どんな闘牌を見せてくれるのか。
500/1000ツモ、一人テンパイで迎えた東2局1本場
親番の瀬戸熊が積極的に仕掛ける。
とをポンしてを切っていく。
受け入れ的には当然の一打だが、は場に一枚切れ。ソーズのカンチャンを払うと思って見ていたので、少し意外に映った。
ポンポン
なら18000!!
このような最終形を見るのが瀬戸熊だと思ったが、どうしても親は落とせないということか。
引いての1500も辞さずの構えだ。
次巡がかぶるが、狙い通りを引いてドラ単騎のテンパイ。
しかし近藤がドラを重ねてリーチ。
そして・・・
一発ツモ、裏1で3000/6000
下位2チームの明暗が分かれる。
東3局1本場
瀬戸熊、が重なったところで2枚目のをポン
打
本日同卓している鈴木たろうなら間違いなくを嫌っていく手牌だ。
瀬戸熊もどちらかというと寄りだと思うが、供託も2本あるので自然だ。
しかし瀬戸熊をよく知るであろう解説の内川プロは
「結構、瀬戸熊さんにしては珍しいです」
と語っていた。
この選択がどう出るか。
しかし好配牌だった白鳥からリーチ!
瀬戸熊には試練が続く。
白鳥も現在個人最下位。
このまま終わるわけにはいかない。
瀬戸熊はこの手からはさすがに押し返せずにオリに回る。
白鳥もこの待ちをツモることができない。
この手がアガれないのか・・・
そう思われたが瀬戸熊が最終手番で安全牌が無くなる。