当時からアルペン・リゾートであり、穂高岳や槍ヶ岳への登山基地にもなっていました。
以来私は、この地に惹かれて、頻繁に訪れるようになり、山にも登るようにもなりました。
今も良く行きますが、若い頃の貧乏旅行のおかげだと思っています。
「野外で寝るのはちょっと」
と言う人には、今は安い宿泊施設もたくさんあります。
独自のチェックインとチェックアウトシステムで、ビジネスモデル特許を取得している「スーパーホテル」も便利です。
B&B(bed and breakfast)スタイルで格安で、温泉が付いてたりするのも嬉しい。
私が驚いたは、深夜になるとフロントが、壁の中に消滅してしまったのを見た時。フロント急用がある時は、そこのフロントではなく本部の担当者に電話がかかるんです。
こうして、何軒ものホテルを一括管理し、フロント係りも安心して休めるようにし、人件費も節約できて、料金を安くできるんでしょうね。
「最近カウチサーフィンて聞くけど、本当に大丈夫なのかなあ?」
私が年配者のせいかもしれませんが、直接の知り合いでも無い人を、自宅のソファに無償で宿泊させる、というネット上のコミュニティが、最初はピンと来ませんでした。
でも私が若い頃に、見知らぬ人の車に乗せて貰ったり、自宅に無料で泊めて貰ってたことがあるのと、似たようなものみたいです。
私の場合は一方的にお世話になりっ放しなのに比べて、こちらは相互に応援しあうんだから、ずっといいハズ。
事前に評判などもチェックできる、カウチサーフィンのほうが、はるかに安心できるかもしれません。
叶わぬことですが、私がもし若かったら、世界中をカウチ・サーフィンしたいです。
もちろん逆も楽しみです。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2014年7月15日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/
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