 
惜しくも乗らなかった。だがこれで多井は2着で終えることができた。悪夢の六面張リーチ空振りを乗り越えて連対したのは見事。苦しい半荘だったように思えたがさすがに馬力が違う。ライバルのサクラナイツをラスに沈めたのも大きかった。
 
黒沢はあの3000―6000のアガりのみでトップを獲得した。リーチすら打っていないとは意外も意外。勝負どころが来るまでじっくりと耐え忍び、ここぞでドカンと決める黒沢らしい勝ちっぷりだったといえる(ツモとトイレ申告だけで勝つなんて)。
ところでこの日、黒沢はいつもと違ってポニーテールの髪型だった。これに気づかないとはいやはや筆者も情けない。土田プロ、一緒ですよ。モテない仲間です。
 
 
最後にチームポイントを見てみよう。消えかかっていた雷電のローソクに火を灯したチームの女神。風林火山とサクラナイツの火はくすぶってしまったが、まだまだ勝負はわからない。なんたっていよいよ次戦は3位から6位までの直接対決なのだ。一体どのチームが生き残るのか。
 
		
		
		
					
天鳳は万年五段。点数計算がいつまで経っても怪しい。Mリーグをきっかけに麻雀観戦が趣味になった。本業は将棋の中継・観戦記者。将棋ウォーズ六段。
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