日本プロ麻雀協会の矢神ゆのは埼玉県出身。大学(専修大学法学部)も実家から通っていた生粋の埼玉育ちである。
漫画「咲」で麻雀に興味を持つ。ネット麻雀を始めたが、「なんとなくアガリ方がわかる程度」だったという。
本格的に始めたのは大学に入って戸田にある「麻雀カフェ」でウェイトレスのバイトを始めてから。同店にゲストで来る女流プロの一人が麻雀教室で使う素材を用いて教えてくれた。
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やがて本人にも「プロになりたい」という意識が目覚め、大学在学中にプロテストを受験。「麻雀カフェ」のゲストプロは日本プロ麻雀協会所属が多かったこともあって協会を選び、見事合格。17期後期で、同期に長谷川栞、同じく埼玉県出身みあ、等がいる。
しかし、リーグ戦に出たのは最初の1年(18期)のみで、翌年は途中休場となった
「コロナのせいで授業が変則的になり、突然土曜日に講義が入ったりするようになって、このままではリーグ戦に迷惑かけると思って」休場を決意した。
大学はこの春に無事4年で卒業したが、リーグ戦には復帰していない。
就職し、会社には麻雀プロであることは伝え、許可はもらっているが、まだ研修中で配属部署も決まっていないので長期的な予定を組むことができず、1年見送ることにしたのである。
「来年は必ず復帰します。20代のうちに女流雀王になるのが目標です!」
女子大生プロからOLプロとなった矢神ゆの、来年からの本格始動に期待してもらいたい。
\近代麻雀戦術シリーズ 新刊情報/