第14試合 多井隆晴vs鴨神にゅうvs白雪レイドvs渋谷ハジメ
神域リーグ第5節の1試合目では現在チームランキング4位のアキレスの天宮こころがトップをとって、優勝への希望をつないだ。しかしまだまだたくさんトップが必要な状況である。
そんな中、2試合目の出場選手はこちら。
東家スタート・久しぶりの登場の多井隆晴。この日、大きくプラスして終われば、しばらくポイント状況を気にせず普通に打てる。大事な局面だ。
南家・鴨神にゅう。ドラフトでは村上監督からも指名を受けて期待の大きい選手だ。名前も『神』が入っていて神域っぽいのがいい。
西家・本日連投の白雪レイド。連投理由は1試合目でオーラス100点差でまくられ3着で終わり、悔しかったからだそうだ。
北家・現在3連勝中で個人首位の渋谷ハジメ。他の対戦選手がAランク以上でなかなか厳しい組み合わせだが、今一番勢いがあるのは渋谷ハジメだ。
【東1局 ハジメのあがり】
白雪選手は自風のドラが対子でいい配牌。とりあえず浮いているを切りそうだが。
白雪選手は中を切らずに打で自風以外の役も見た進行とした。
ホンイツにもいけそうだったが、ドラの自風が鳴けてホンイツをつける必要が無くなったため、をとっておいてを切った。
も鳴けたため自然な形でホンイツになりそうだ。
ここで引いたはフリテンになる可能性があるため切ってしまいそうだが。
白雪選手はを残して打とした。ドラをポンして他家に警戒されている状況だと実はフリテン受けはあまり関係ない。が上家から打たれやすくなるため鳴きやすい。また、待ちになっても、そもそもロンしづらい状況なので、あまり関係ないのだ。
にくっついて、ドラをさらにもってきた。ドラを切ってきて早そうだった下家の渋谷選手もテンパイした。
加カンでを引いてテンパイ! を残さなかったらテンパイできていなかっただろう。
しかもドラがさらに乗り、ドラ8の倍満の手に。
勝ったのは渋谷選手。待ちの枚数が渋谷選手が圧倒的に多かった。ここまで好調の渋谷選手がハジメのあがりを決めた。
【東3局 今日も裏3】
先制テンパイをいれた鴨神選手がリーチ。
リーチに追いついたのは親の白雪選手。待ちは悪いが打点は白雪選手が上だ。
今回も待ちがいいほうが勝利。裏ドラが3枚のり満貫に。神域リーグで裏3をよくみる気がするのは気のせいだろうか。
【南2局 共通点のある3件リーチ】
裏3のあがりでトップ目になった鴨神選手が親番先制リーチ。ここであがれるかでトップ率が大きく変わる場面だ。
多井選手も追いつきこちらも勝負手で、鴨神選手にあがられるか、多井選手があがるかで全然違う状況となる。
渋谷選手も追いついた。渋谷選手もトップのために鴨神選手のあがりを止めたい。
あっというまに3人リーチとなったが、偶然にも3人の手牌には共通点がある。それは同じ牌3枚を2セットずつ持っている。
つまりはカン材が多いということ。鴨神選手がで気合のカン!
ツモってきたのはなんとあがり牌の!
嶺上開花が神域リーグで初登場した。
とても大きいめくりあいを制した鴨神選手がここから、トップ目らしい打ちまわしをみせる。