【 #神域リーグ 第5節観戦記】第15試合 松本吉弘vs歌衣メイカvs鈴木たろうvs多井隆晴【文 #縦鳥千波 】

第15試合 松本吉弘vs歌衣メイカvs鈴木たろうvs多井隆晴

神域リーグ第5節 第3試合、この試合でちょうど全日程のちょうど半分が終わる。残りの半分でどのくらいスコアが上下するものなのか、参考になるだろう。

 

東家スタートは・松本吉弘。現在チーム3連敗中でランキングも落ちてしまったので、ここで勝って気持ちよく終わりたい。

南家スタート・歌衣メイカ。「最後は持っているメイカに任せる」ということで、送り出された。四暗刻もあがり、神域リーグ前半の試合で一番盛り上げた選手かもしれない。

西家スタート・鈴木たろう。鴨神選手のトップでチームランキング2位にあがったところ、チームにとって大切な一戦となることは間違いない。

北家スタート・多井隆晴がチームアキレスから2連続出場。やはり、今日が重要なポイントということか。現在の首位チームとは大きくスコアを離されてしまっているため、そろそろ、少し無理してでもトップを狙っていきたい。

折り返しの15戦目で監督3人が激突。ほぼMリーグ状態である。
そんな麻雀プロの対戦に混ざったCランクの歌衣選手にとってはきつい組み合わせ――だが、一番スコアを稼いでいるのは歌衣選手だ。
この試合はそんな歌衣選手と多井選手がたくさんぶつかる展開となった。

【東2局 少しの油断が痛手に】

ドラの【2ピン】をポンして最初にテンパイしたのは多井選手。
カン【7マン】【6マン】【7ピン】のシャンポンの待ち選択ができる。

待ちの強さの比較が難しいときおすすめは変化の多さで選ぶことだ。シャンポン待ちにしておくと【6ピン】引きや【6ピン】チーでの両面変化を逃さない。

今回はマンズが両面に変化。

親番で三色のイーシャンテンの歌衣選手【4マン】を引いてそのままツモ切ってしまう。
【3マン】を切れば安全にイーシャンテン維持できたが、少し油断してしまったのだろう。麻雀はわかっていても、どこかでミスしているもの。誰しもこういう後悔を糧にミスを減らしていくものだ。

多井選手と歌衣選手が同じキャラを使っていて、少し紛らわしいが、この半荘はこの2人がとにかくぶつかる。

【東3局 トップ目はかわし手が大事】


ホンイツにもいける多井選手だがここで【7ピン】を引いた。

【1ソウ】を切ってピンズを残した。ホンイツに向かうと現状3900点な上にあがり率は大きく下がる。トップ目はかわし手が大事だ。發が重なった時だけは満貫になるため、ホンイツに向かう可能性もある。

【5ソウ】をチーしたところ。

【2ソウ】を切って、安全度の高い【發】を残した。前にはでるけど、トップ目で安全度も大事。

多井選手が両面テンパイし、対面の歌衣選手も両面テンパイ。

今度は歌衣選手が鈴木選手からあがって失点を取り返していく。またしてもこのキャラクター(西園寺 一羽)のあがりである。

【西園寺 一羽VS西園寺 一羽】

東4局、歌衣選手が勝負手で先制リーチ!

上家から【白】がでて多井選手はポン。5800の親の両面テンパイはほとんどおりないのではないだろうか。しかし、でていく【2ピン】で放銃。

歌衣選手が多井選手から取り返した。

次局も、多井選手と歌衣選手がぶつかる。まずは多井選手が先制リーチ。

歌衣選手もおっかけリーチ。

またしても歌衣選手の勝ちとなってトップ目に浮上。

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