天鳳位vs.連盟プロ 1st.シーズン プレーオフ その4





天鳳位vs.連盟プロ 1st.シーズン プレーオフ その3

●4回戦

瀬戸熊直樹、ついに爆発!!

独歩 藤崎智 瀬戸熊直樹 すずめクレイジー

東1局14巡目、瀬戸熊に先制テンパイが入る。

瀬戸熊:man3-66-90-s-embman3-66-90-s-embman4-66-90-s-embman4-66-90-s-embaka3-66-90-s-embman5-66-90-s-embpin4-66-90-s-embaka1-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou3-66-90-s-embsou4-66-90-s-embji5-66-90-s-embji5-66-90-s-emb ドラji1-66-90-s-emb

これを独歩からpin3-66-90-s-embを討ち取り、5200点をものにする。

これで独歩は暫定ラスとなる。独歩はラスさえ引かなければ勝ち上がりなので、なんとかラス抜けしなくてはいけない。

瀬戸熊はトップが必要、場合によっては大き目の2着でもOK。

すずめクレイジーはトップ必須で、さらにそこそこの素点も必要。

藤崎智は小さい3着ならば、勝ちあがれる、四者四様の事情を抱えている。

東2局、藤崎の親は瀬戸熊の一人テンパイで流局。

そして迎えた東3局1本場、瀬戸熊の親番。

瀬戸熊:man1-66-90-s-embman7-66-90-s-embman8-66-90-s-embpin1-66-90-s-embpin4-66-90-s-embaka1-66-90-s-embpin6-66-90-s-embaka2-66-90-s-embsou6-66-90-s-embsou7-66-90-s-embsou8-66-90-s-embji6-66-90-s-embji7-66-90-s-embji7-66-90-s-emb ドラpin7-66-90-s-emb

2メンツ完成かつ赤赤の大チャンス手。一方、藤崎の配牌は…

藤崎:man1-66-90-s-embman9-66-90-s-embpin1-66-90-s-embpin2-66-90-s-embpin9-66-90-s-embsou1-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou9-66-90-s-embji1-66-90-s-embji3-66-90-s-embji3-66-90-s-embji6-66-90-s-embji7-66-90-s-emb ツモpin8-66-90-s-emb ドラpin7-66-90-s-emb

10種11牌。天鳳ルールでは流すことも可能である。

ここが運命の分かれ道。

積極的に前に出る必要のない藤崎にとっては、守備に回るには絶好の手牌… と考えたかは定かではないが、藤崎は打pin8-66-90-s-embで続行を選択。

国士無双のリャンシャンテンでもあるので、当然といえば当然か。

瀬戸熊が九死に一生を得た(?)ことを知る由もないが、3巡目にman6-66-90-s-embを引き入れて堂々親の先制リーチに出る。

瀬戸熊:man6-66-90-s-embman7-66-90-s-embman8-66-90-s-embpin4-66-90-s-embaka1-66-90-s-embpin6-66-90-s-embaka2-66-90-s-embsou5-66-90-s-embsou6-66-90-s-embsou7-66-90-s-embsou8-66-90-s-embji7-66-90-s-embji7-66-90-s-emb ドラpin7-66-90-s-emb

瀬戸熊、sou5-66-90-s-embをツモって4000オール。

これで、俗に言う「クマクマタイム」に突入。

2本場では、ドラアンコでの先制リーチ。

瀬戸熊:man2-66-90-s-embman3-66-90-s-embpin2-66-90-s-embpin2-66-90-s-embpin8-66-90-s-embpin8-66-90-s-embpin8-66-90-s-embsou4-66-90-s-embsou4-66-90-s-embsou4-66-90-s-embsou5-66-90-s-embsou6-66-90-s-emb ドラpin8-66-90-s-emb

man1-66-90-s-embをツモって4000オール。

3本場では、今度はドラ4枚を使ってのリーチ。

瀬戸熊:aka3-66-90-s-embman5-66-90-s-embman7-66-90-s-embman8-66-90-s-embman9-66-90-s-embsou4-66-90-s-embsou4-66-90-s-embsou5-66-90-s-embsou5-66-90-s-embsou6-66-90-s-embsou9-66-90-s-embsou9-66-90-s-embsou9-66-90-s-emb ドラsou9-66-90-s-emb

sou3-66-90-s-embをツモって6000オール。

4本場で、独歩がようやく500・1000で瀬戸熊の親を落とすが、この時点で瀬戸熊の持ち点なんと79600点!

トップが必須のすずめクレイジーにとっては、かなりシビアな状況となってしまった。

一方、ラス目の独歩はラス抜けが必須。藤崎も3着でOKとはいえ、素点の回復を図りたい。

そんな3者の持ち点は、

独歩 13,400点
藤崎 13,500点
すずめ 13,500点

とほぼ横一線。ここからは痺れる様な条件戦となる。

東4局1本場、ダブji1-66-90-s-embをポンしたすずめクレイジーに、独歩が2900点を放銃。

同2本場、すずめクレイジーが親で待望の先制リーチ。

すずめ:man3-66-90-s-embman3-66-90-s-embsou1-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou3-66-90-s-embaka2-66-90-s-embsou6-66-90-s-embpin1-66-90-s-embpin2-66-90-s-embpin3-66-90-s-embpin4-66-90-s-embpin5-66-90-s-embpin6-66-90-s-emb ドラji4-66-90-s-emb

そして同巡、藤崎の手牌が次の形

藤崎:man4-66-90-s-embman5-66-90-s-embman6-66-90-s-embman8-66-90-s-embman8-66-90-s-embman8-66-90-s-embman8-66-90-s-embaka1-66-90-s-embsou1-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou3-66-90-s-embsou3-66-90-s-embsou4-66-90-s-emb ドラji4-66-90-s-emb

藤崎がman8-66-90-s-embをアンカンすると、新ドラがman8-66-90-s-embに!

そして次巡ji6-66-90-s-embをツモると、単騎待ちを変えてリーチに出る。ji6-66-90-s-embは場に1枚切れ。

なんと藤崎、このji6-66-90-s-embを一発ツモ! なんとバイマンのアガリをものにした(ウラドラpin8-66-90-s-embman5-66-90-s-emb)。

 

南1局2本場、すずめクレイジーから先制リーチが入る。

すずめ:aka3-66-90-s-embman5-66-90-s-embpin6-66-90-s-embpin6-66-90-s-embsou8-66-90-s-embsou8-66-90-s-embji2-66-90-s-embji2-66-90-s-embji3-66-90-s-embji4-66-90-s-embji4-66-90-s-embji5-66-90-s-emb ドラsou3-66-90-s-emb

地獄待ちである。

このリーチに対して、親の独歩は引かない。カンman3-66-90-s-embをチーして、aka2-66-90-s-embを引き入れ、そしてドラのsou3-66-90-s-embでツモアガる!

独歩:man6-66-90-s-embman7-66-90-s-embman8-66-90-s-embaka1-66-90-s-embpin5-66-90-s-embsou2-66-90-s-embsou4-66-90-s-embaka2-66-90-s-embsou6-66-90-s-embsou7-66-90-s-emb チーman3-66-90-s-embman2-66-90-s-embman4-66-90-s-emb ツモsou3-66-90-s-emb

この3900オールで、独歩が卓外の就活生@川村軍団を捲くって暫定総合4位となる。

独歩が藤崎まで捲くると、今度は就活生@川村軍団が決勝進出となる。就活生@川村軍団は、控え室でモニタを観ながら思わず拳を握りしめる。

南1局3本場、さらに独歩が8巡目親の先制リーチをかけるが、これは瀬戸熊のタンヤオピンフに捌かれてしまう。

南2局の瀬戸熊のチートイツリーチは流局、一人テンパイに終わる。

南3局1本場、藤崎がman9-66-90-s-embji2-66-90-s-embと仕掛けてカンsou2-66-90-s-emb待ちテンパイ。

すずめクレイジーが、切れないsou4-66-90-s-embをアンカン。

みなオリに回ってこの局も流局かと思われたが、独歩がここでsou2-66-90-s-embを抜き打ち、藤崎に痛恨の8000点を献上してしまう。

他に通っている牌があっただけに、あまりにも痛い放銃である。

オーラス、トップ縛りのすずめクレイジーはまず1500点を独歩からアガって連荘。

すずめ:pin1-66-90-s-embpin3-66-90-s-embpin4-66-90-s-embpin5-66-90-s-embpin7-66-90-s-embpin8-66-90-s-embpin9-66-90-s-embsou7-66-90-s-embsou8-66-90-s-embsou9-66-90-s-emb ポンji2-66-90-s-embji2-66-90-s-embji2-66-90-s-embロンpin1-66-90-s-emb

次局、すずめクレイジーに待望の先制親リーチが入る。

すずめ:man5-66-90-s-embman6-66-90-s-embman7-66-90-s-embpin5-66-90-s-embpin6-66-90-s-embpin7-66-90-s-embsou3-66-90-s-embsou4-66-90-s-embsou6-66-90-s-embsou7-66-90-s-embsou8-66-90-s-embji2-66-90-s-embji2-66-90-s-emb ドラpin5-66-90-s-emb

首尾よくsou5-66-90-s-embをツモってウラドラがji2-66-90-s-emb! 4000オールをアガって望みをつなぐ。トップの瀬戸熊は66100点と、まだはるか彼方である。

このアガリでワリを食ったのが独歩。独歩はラスさえ引かなければOKというポイントなのだが、この親マンガンでラスに落とされてしまったのだ。再度すずめクレイジーより上に行くためには、700・1300以上のツモアガリか2000点以上の直撃が必要となる。

南4局2本場、ドラはsou4-66-90-s-emb。カンman5-66-90-s-embを早々に仕掛けた独歩は9巡目に次の形。

sou3-66-90-s-embsou4-66-90-s-embsou5-66-90-s-embsou7-66-90-s-embsou7-66-90-s-embpin3-66-90-s-embpin4-66-90-s-embpin5-66-90-s-embpin6-66-90-s-embpin8-66-90-s-embpin8-66-90-s-emb チーman5-66-90-s-embman4-66-90-s-embman6-66-90-s-emb ドラsou4-66-90-s-emb

場にはsou7-66-90-s-embpin8-66-90-s-embpin7-66-90-s-embも1枚も切られていない。

独歩はpin3-66-90-s-embを切ってシャンポン待ちを選択。

次巡、すずめクレイジーは河にsou6-66-90-s-embが2枚切られているのを見て、手牌からsou7-66-90-s-emb切りを選択。

この2者の選択によって、独歩が決勝に勝ち残った。final

 

独歩 13,200点
藤崎智 28,200点

瀬戸熊直樹 66,100点
すずめクレイジー 12,500点

4回戦結果
独歩 ▲16.8
藤崎智 +18.2

瀬戸熊直樹 +86.1
すずめクレイジー ▲87.5

 これでプレーオフすべての対局が終了し、ASAPIN・瀬戸熊直樹藤崎智・独歩の4名が決勝戦へ進出することが決まった。

天鳳位vs.連盟プロ 1st season決勝戦は10月23日(日)14:00より行われる。
(文中敬称略)score_playoff

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