地獄待ち(じごくまち)とは ‐ 場に2枚出ている牌を待ちにしたタンキ待ちの形

麻雀用語・地獄待ちの説明

地獄待ちとは

地獄待ちとは、場に2枚出ている牌を待ちにしたタンキ待ちの形のこと。「地獄単騎」とも。

麻雀牌は各種類それぞれ4枚ずつしかないので、見えている2枚+自分の手のなかの1枚+待ち牌1枚ですべてとなる。

残り枚数1枚だけの待ちとなるため、非常に形の悪い待ちとされる一方で、字牌の地獄待ちなどの場合、他家も不要な場合が多く、出アガリしやすいという側面もある。

地獄待ちの例

例)
他家の捨て牌

自分の手牌
 ツモ

上記の手牌、を切ると待ち(最大で11枚待ち)となり、を切ると待ち(残り1枚)となる。

このような場合のタンキ待ちのことを「地獄待ち」と呼ぶ。

待ち牌の残り枚数で比較すれば、通常は待ちが正着打と言えるが、場に2枚+自分が1枚持っている残り1枚だけのは、つまるところ他家にとっても非常に使いづらい牌なので、捨てられる可能性が比較的高い。

そういった切られやすい牌として出アガリ狙いで地獄待ちに取る、という選択肢はあるが、上記の例のように極端に枚数差があるときは、素直に残り枚数の多い待ちにしたほうが良い場合が殆んどである。

ただしチートイツなどのように、どうしてもタンキ待ちになってしまうテンパイ形の場合は、他家が持っている可能性が低く、出アガリの可能性も高い字牌の地獄待ちは枚数こそ劣るものの比較的良い待ちと言える。

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