6月5日(日)、日本プロ麻雀連盟のプロ雀士とインターネット麻雀「天鳳」の最高ランク雀士・天鳳位との対抗戦のファーストシーズンの第2節が行われた。
出場選手は日本プロ麻雀連盟より、
勝又健志プロ(第32期鳳凰位)
前田直哉プロ(第31期鳳凰位/最強位)
瀬戸熊直樹プロ(第26・27・29期鳳凰位)
藤崎智プロ(第30期鳳凰位)
佐々木寿人プロ(第10期チャンピオンズリーグ優勝)
天鳳からは、
ASAPIN(初代天鳳位)
独歩(3代目天鳳位)
すずめクレイジー(4代目天鳳位)
かにマジン(8代目天鳳位)
就活生@川村軍団(9代目天鳳位)
の各5名ずつ。
第2節は前田直哉プロ・ASAPINをのぞく8名が顔を合わせ、半荘5回戦が行われた。
(詳細なレギュレーションはコチラをご覧ください。)
これまでの成績
●6回戦
ダブロンが乱れ飛ぶ、波乱の初戦!
通算6回戦目となるこの日の第1試合。派手な見せ場はしょっぱなにやってきた。
親の就活生にとドラのがアンコで入る。
チー ドラそして北家のかにマジンが13巡目に次の手でリーチ。
ドラそして2人のアタリ牌であるを、佐々木がツモる。すでにテンパイしていた佐々木は、当然これをツモ切る。
親マンガンと2600(ウラドラ)、いきなり天鳳位のツープラロン攻撃が炸裂した。
しかし放銃した佐々木も、もちろんこのままでは終わらない。
南1局3本場では、
ツモ ポン ドラホンイツ・ドラ4のハネマンをツモ。
南3局では、
ドラこの手をリーチして、勝又からを討ち取り2着に。
そしてこのは、就活生にもアタリ。
ロン チーポンポンドラ半荘1回に、2度のダブロンが出るという珍しい試合となった。
6回戦結果
就活生@川村軍団 +67.5
佐々木寿人 +17.8
勝又健志 ▲81.9
かにマジン ▲3.4
●7回戦
トップ条件から生まれる勝負のアヤの行方は…?
第2試合、東場は5200と3900をかにマジンから討ち取った瀬戸熊がリードし、ピンフ・ドラ1をリーチでツモアガったすずめクレイジーが2着目で折り返す。
そして山場はこの南2局2本場。
瀬戸熊が、9巡目に先制のリーチをかける。
ドラそして藤崎が現物のを切ると、すずめクレイジーがポン。次の手で瀬戸熊に対抗する。
ポンこの手でを首尾よく瀬戸熊から討ち取って、7700。大きな勝負どころを制した。
オーラスを迎えて、
藤崎智 38,400
かにマジン 14,300
瀬戸熊直樹 19,500
すずめクレイジー 47,800
という点差。
ます藤崎が、カン待ちの手でリーチ。
ドラ一発ツモか、ツモ、もしくはツモってウラが1枚乗ればトップ逆転の手だ。
そしてラス抜けに必死なかにマジンが、2つ仕掛けてテンパイ。
チー チー ドラ5200以上の出アガリか、1000・2000以上のツモが条件なので、西家のかにマジンは条件を満たす。
かにマジン、藤崎のアタリ牌のをツモ切るが、藤崎はこれをスルー。アガって2着だが、藤崎はすでに3戦を闘ってトータル▲16ポイント。ここは何が何でもトップを取りたいところなので、致し方ない。
そして見逃されたかにマジンがをツモり、見事ラス抜けに成功した。
7回戦結果
藤崎智 +25.8
かにマジン ▲8.3
瀬戸熊直樹 ▲82.1
すずめクレイジー +64.6
●8回戦
独歩大爆発の巻
東4局1本場、佐々木がタンヤオ・チートイツ・ドラ2という大物手でテンパイ。
ドラこれに対して親の独歩、
ドラこの手からを切ってリーチをかけて、をツモアガる。そしてウラドラが!
見事な6000オールをツモアガった。
独歩はそのままオーラスまでトップを譲らず、焦点は勝又とすずめクレイジーの3着争いとなった。
現状2人とも16100点と同点。互いに引けないこの局面。
すずめ: チー ロン ドラ
結果は、勝又がすずめクレイジーのアタリ牌を掴み、7700の放銃となった。勝又も待ちでテンパイしており、紙一重の勝負だった。
8回戦結果
すずめクレイジー ▲6.2
勝又健志 ▲91.6
佐々木寿人 +19.9
独歩 +77.9
●9回戦
勝又のリーチにプロの執念を見た!
勝又健志 独歩 就活生@川村軍団 藤崎
この試合では勝又が魅せた。
まず、トップ目の就活生がをポン。チー。と仕掛けて待ちのテンパイ。
チー ポン ドラこれを受けて勝又、仕掛けと河からソーズが打ち辛いとみてか
ドラドラをアンコにしてのソーズ待ちで、反撃のリーチにでる!
そして見事をツり、ウラドラがなんと! 8000オールで一気にトップに躍り出た。
9回戦結果
勝又健志 +70.0
独歩 ▲8.8
就活生@川村軍団 +35.6
藤崎智 ▲96.8
●10回戦
なるか瀬戸熊、初トップ!?
東場は7700、8000とそこそこの打ち合いとなったが、南入したところで
就活生@川村軍団 27,500点
勝又健志 29,700点
瀬戸熊直樹 29,800点
すずめクレイジー 33,000点
という僅差。ラスのマイナスウマが大きいこのルール。放銃には皆ナーバスにならざるを得ない。
南1局、瀬戸熊が果敢に仕掛けて、6巡目に次のテンパイ。
ポン チー一方、勝又も次の手でテンパイ。
ドラこの手にをツモり、これは切らざるを得ずに瀬戸熊に3900の放銃となってしまった。そしてこれで瀬戸熊がトップ目に立った。
その後瀬戸熊は、すずめクレイジーに2000点を放銃して一旦トップ目からは陥落する。
しかし南4局1本場、3巡目
ドラ瀬戸熊はこの手でリーチ! トップ目のすずめクレイジーとは3300点差で、かつ供託リーチ棒が1本出ているので出アガリもOKだ(同点時は東1局の座順で着順を決定)。
この手に見事をツモり上げ、瀬戸熊が初トップをものにした。
10回戦結果
就活生@川村軍団 ▲1.8
勝又健志 ▲73.5
瀬戸熊直樹 +53.2
すずめクレイジー +22.1
次回、第3節は7月3日に行われる予定。
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