さる8月13日(土)、天鳳位vs.連盟プロ 1st.シーズン 第4節が行われた。
今節は予選の最終節。この日の5試合終了時点で、10名の選手のうち下位2名が足切りとなる。
出場選手は日本プロ麻雀連盟より、
勝又健志プロ(第32期鳳凰位)
前田直哉プロ(第31期鳳凰位/最強位)
瀬戸熊直樹プロ(第26・27・29期鳳凰位)
藤崎智プロ(第30期鳳凰位)
佐々木寿人プロ(第10期チャンピオンズリーグ優勝)
天鳳からは、
ASAPIN(初代天鳳位)
独歩(3代目天鳳位)
すずめクレイジー(4代目天鳳位)
かにマジン(8代目天鳳位)
就活生@川村軍団(9代目天鳳位)
の各5名ずつ。
(詳細なレギュレーションはコチラをご覧ください。)
これまでの成績
ご覧のとおり、前田・藤崎・勝又が足切り候補となっているが、ラスのマイナスウマが70ポイントもあるので、他の者ももちろん安閑とはしていられない。今節の見所はズバリ「足切り逃れ」となった。
●16回戦
麻雀忍者の意地をみたか!?
勝又と藤崎が、現状足切り候補となる▲123.1と▲106.7というポイント。2人はあと2戦でポイントを回復させなければならない。
しかし、東1局に親のかにマジンが4000オールをツモり、勝又と藤崎の前に立ちはだかる。
同1本場、藤崎がすかさずチートイツ・ドラ2をツモアガり、マンガンを獲得。
東2局、勝又も負けじとイーペーコー・ドラ1のペンで先制リーチ。しかしこれは流局。
東4局、勝又がポンポンとドラ2の手を仕掛けて次のテンパイ。
カン ポン ドラこれにタンヤオ片アガリテンパイをしていたかにマジンが、を放銃して8000点の失点。
そして藤崎、南場の親番となる南3局。
ドラこの手を5巡目に先制リーチ。をツモって3900オール。
同1本場はかにマジンの700・1300に流されてしまい、オーラスを迎える。
藤崎は31900の2着。トップのすずめクレイジーとは1900点差だ。
そのすずめクレイジーが仕掛けて次の形。
ポンポン ドラ親はトップで強制アガリ止めなので、アガれば終了だ。
対して藤崎は、と切り飛ばして次の形でテンパイ。
ドラ一見、とくにソーズ待ちがよくは見えない河なのだが、このをすずめクレイジーから討ち取り、貴重なトップをもぎ取った。
16回戦結果
かにマジン +18.5
勝又健志 ▲74.2
藤崎智 +59.6
すずめクレイジー ▲3.9
●17回戦
ウラドラ1枚にプレイヤーの思惑が交錯する!
前田直哉 就活生@川村軍団 藤崎智 ASAPIN
16回戦でポイントを▲47.1までもどした藤崎。この17回戦が最終戦となる。
そして、あと3試合を残している前田直哉は現在▲104.4である。
東1局、藤崎がリーチ・ツモ・ドラ2赤2のハネマンで先行する。
そして東2局。藤崎が超好形のイーシャンテンを手にする。
ドラこの手を、見事ツモり四暗刻に仕上げる。
アンカン ドラそして前田も次の手でリーチを掛ける!
ドラ就活生@川村軍団も形式テンパイに向けてチーを仕掛ける。
そしてそのチーによって、藤崎のツモ順にいたがASAPINに流れてしまい、ASAPINの1人ノーテンで流局してしまった。
その後南1局1本場、南2局とASAPINが続けてマンガンをツモり、藤崎をかわしてトップ目に立つ。
南4局、親のASAPINはをポンしてカンのテンパイ。もちろんアガればトップで終了だ。
しかし藤崎がドラを切ってリーチをかける。
そしてASAPIN、リーチの一発目にをツモって少考する。現在3着の就活生@川村軍団とは9300点差。仮にマンガンを放銃しても2位に留まれる。ここを2着で終えて残り2戦。総合トップならばかなり有利に戦えることになるーー。とをツモ切った。
「ロン」藤崎が手牌を倒し、藤崎が逆転トップとなった。現状マンガンである。しかしウラドラが1枚でも乗ればASAPINは3位に落ちる。
藤崎の右手がウラドラを確認するために、王牌にのびる。
「乗れ!」
対局をモニタで見ている独歩が叫んだ。総合トップのASAPINに独走されるのは、もちろん他の者には好ましくない。
ウラドラ表示牌は。これでハネマンとなり、ASAPINは3位となった。
16・17回戦と連続トップを取り足切り圏内から脱出した藤崎に、プロの無言の意地をみた。
17回戦結果
前田直哉 ▲88.0
就活生@川村軍団 +22.0
藤崎智 +66.7
ASAPIN ▲0.7
(後編に続く)
次回、プレーオフは本日9月22日に行われる。天鳳位vs.連盟プロ 1st seasonプレーオフ
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