瑞原明奈と松ヶ瀬隆弥、MVPをかけた二人の激突と駆け引き【Mリーグ2021観戦記2/21】担当記者:東川亮

終盤、瑞原は手を崩す。あとは流局ノーテンで逃げ切りを願うが・・・

ここは東城が決めきって、見事にトップを獲得した。

MVPを争う二人の直接対決は、瑞原2着、松ヶ瀬3着と、この試合では瑞原が上に立つ形で終わった。だが、ポイント差はそれほど離れてはいない。この日が終わり、風林火山とパイレーツの直接対決は、レギュラーシーズンでは残り2節・4試合。二人が再びぶつかり合う場面はあるのだろうか。

そして、勝った東城について。彼女はいつも麻雀を、Mリーグの舞台を心から楽しんでいるように見える。待ち受ける終盤戦、そしてセミファイナル・ファイナルと、ヒリヒリする戦いが続いていくのは過去の例を見ても明らかだ。もちろんチームにも重苦しい雰囲気が訪れることがあると思うが、そんなときも東城がいれば、きっとムードも明るくなるだろう。この先の戦いでフェニックスのカギを握るのは、もしかしたら彼女なのかもしれない。

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