このアガリで勝負が決まる。60000点を超えた茅森が南場も危なげなく逃げ切って、トップを決めた。
一方、このあとプラスマイナス0付近まで盛り返すも、ラスとなってしまった、たろう。
今季を通じて強さを見せつけてきたゼウス。そんなたろうでも箱下になってしまうのが麻雀。解説席でも話題になっていたが、つくづく「麻雀は恐ろしい」。
まるで居ないかのように立ち回って、放銃を0に抑えてしっかり2着をキープした沢崎。ガンガンいくことも出来るし、まさに変幻自在の打ち手だ。トップを狙って南場の親番で攻めた本田。結果として放銃となり3着になってしまったが、積極的な打ち回しは今後につながってくるだろう。
インタビューでは、
この日誕生日だった息子さんに手を振るシーンも。飄々と打っている印象の強い茅森だが、こういった母としての表情も素敵だ。バレンタインの日もそうだったが、普段と違う一面を見せてくれる今季のインタビューを見て、さらに茅森を好きになった人も多いのではないだろうか。
「1位通過を出来るように頑張ります」と力強く締めた茅森。
残りあと9戦。首位争いからも、ボーダー争いからも、目が離せない。
京大法学部卒の元塾講師。オンライン麻雀「天鳳」では全国ランキング1位。「雀魂」では4人打ち最高位の魂天に到達。最近は、YouTubeでの麻雀講義や実況プレイ、戦術note執筆、そして牌譜添削指導に力を入れている、麻雀界では知る人ぞ知る異才。「実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義」の著者であり、元Mリーガー朝倉康心プロの実兄。x:@getawonarashite