【 #神域リーグ 第3節観戦記】第七試合 郡道美玲vs因幡はねるvs Fra vs白雪レイド【文・縦鳥千波】

第七試合 郡道美玲vs因幡はねるvs Fra vs白雪レイド

【文・縦鳥千波】

【第七試合】

二週間に一度、Twitterにトレンド入りするのが、お馴染みになってきた #神域リーグ。
今回は第三節である。
チームスコアは上下で別れた状況だが、今節を含めてあと24試合残っている。
現在首位のアトラスは、いまだSランクの村上監督が出場しておらず、どこで登場するのか注目の一つだ。

東家 郡道美玲(チームアキレス)
南家 因幡はねる(チームヘラクレス)
西家 Fra(チームアトラス)
北家 白雪レイド(チームゼウス)

第一試合の出場選手は(1~2回の出場だが)全員ポイントマイナスで未だトップが無い選手達。
特に、現在個人ランキング下位二名の郡道選手と因幡選手の巻き返しに期待だ。

【白雪レイドの攻撃的打法】

東2局、ドラドラで役牌もある手牌から【1ソウ】で発進した白雪選手。打【4ソウ】から役牌だけには頼らず、トイトイへ向けた進行。

【西】もポンし引いてきた【1ソウ】。これで、役も5ブロックもそろった。

しかし、【1ソウ】を加カン。面子が足りなくなってしまうが、打点をあげる選択!
なんと【6ピン】にドラがのり、ドラ4の手に。

イーシャンテンの郡道選手は【2ピン】を引いてきて・・・。

リャンシャンテンに戻す打【2ソウ】【1ソウ】【4ソウ】が6枚見えているため、【1ソウ】【4ソウ】の受けは苦しい。

そして、見事両面テンパイの郡道選手。
上家の白雪選手も跳満のリャンメンテンパイ。

親番の因幡選手、ドラ3で三色までみえるイーシャンテンだが、ここでターツ選択。
仕掛けている対面と上家に安全な牌を切りたいところだ。

マンズに手をかけた因幡選手から【5マン】がでて白雪選手が跳満のアガリ。
白雪選手が、打点をみた大胆な打牌やカンで高打点に仕上げた。

【先制リーチに立ち向かう】

配牌で七対子のイーシャンテンの白雪選手。解説が土田浩翔プロであることも頭にあったという。

6巡目で早くも先制リーチ!

少し前、因幡選手はリャンシャンテン。

持ち点が少なく、打点がほしい状況。【8ピン】【7ピン】とリャンメンターツを払ってしっかり打点を作っていく。

ラス目で打点ができたらリーチにもしっかり押し返していく因幡選手。

親番のFra選手はドラを重ねて押し返したくなる状況に。
七対子のイーシャンテンにとれるが、テンパイまでいくと無筋を押すことになりそうだ。おりるなら、【發】も選択肢にはいってしまう。

Fra選手の選択は打【2ピン】
試合後の検討によると、役牌が危険だと感じていて【發】を切るつもりはなかったようだ。
また、七対子のイーシャンテンにとってしまいそうな場面だが、テンパイまでは仕掛けのきくメンツ手をみたほうが、受け入れの狭い七対子より早いかもしれない。
とはいえ、無筋をたくさん押す必要があるため、「リーチが七対子と読み」かつ、「(【7ソウ】より待ちの悪い)数牌が通しやすい」と考えなければでてこない選択。
Fra選手が麻雀をよく勉強していて、柔軟に考えながら打っているということがわかる。

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