第10試合 天宮こころvs村上淳vs因幡はねるvs鈴木たろう
パブリックビューイングも開催され、盛り上がりをみせる、神域Streamerリーグ(神域リーグ)。今回は4日目、第10試合目から12試合目が行われた。
全日程の1/3に差し掛かったところ。上下にくっきり分かれたチームスコア。まだまだどうなるかわからないポイント差とはいえ、この点差のまま終盤にいくと自由に打てなくなってしまう。
チームアトラス・村上淳選手が初出場。パソコンを触る機会がほとんどない彼、一番の懸念はマウス操作!
同じく監督のチームゼウス・鈴木たろう選手も出場。個人成績最下位では終わりたくない。
チームへレクレス・因幡はねる選手は、4日連続出場でやる気十分!
しかしこの試合、大暴れしたのはドラゴンガールことチームアキレス・天宮こころ選手だった。
【東1局 親の手をかわせるか】
東1局、親の天宮選手はいきなりダブドラ3の配牌。ドラに愛される。
一方、因幡選手の配牌は苦しい。
因幡選手はこの手牌からをポン。打点がない仕掛けだが、天宮選手の大物手を流せたら大きい。門前では厳しいが、仕掛けのきくホンイツならあがアガリの目がありそうだ。
ここまで苦しい配牌が多かった因幡選手だが、逆に苦しい配牌とうまく付き合えるようになってきたのかもしれない。
順調に仕掛けができた天宮選手が12000にテンパイ。因幡選手も追いついてテンパイ!
2人のどちらかのアガリになりそうだ。
ここに平和ドラドラで追いついたのは鈴木選手。打点が大好きな印象がある鈴木選手だが、なんとここはリーチせず。打点と待ちが限られている親へ対応した冷静な判断。
一気通貫のイーシャンテンだった村上選手がをチーしてテンパイにとれる。Sランク選手2名が仕掛けにもうまく押し返していく。
しかし村上選手の余ったが鈴木選手の待ちだった。リーチしていればおそらくでていなかった。ゼウスの選択で、ドラゴンガールの高打点のアガリを阻止した。
【東3局 天宮選手が魅せる】
先ほど勝負手をかわされてしまった天宮選手。
バラバラの配牌からここまできたが、七対子にも面子手にもはっきりしない手。
打で七対子に決め打ち! このあたりの巡目からは、攻撃と守備のバランスのとれる進行を選びたい。親や下家に打ちやすいマンズを残す打はバランスのいい妙手だ。は赤ドラ引きをみて残したのだろう。
見事ドラを引いてテンパイしてリーチ!最速のテンパイ手順だ!
同じくドラを引いて追いついた因幡選手だったが、リーチ宣言で放銃。うまく打てているがゆえの放銃。松本監督も納得の放銃だ。
天宮選手の手順が光る素晴らしいアガリとなった。
【南4局 やっぱり、よくばりたろうさん】
連荘が1回しかなく、サクサクと進んであっという間にオーラス。
ここまで、めくりあいに負け続けている因幡選手だけが、大きく沈んでいる点数状況。
全員あがりにいく状況だ。
そんな中、鈴木選手が早くもテンパイ! リーチしなくても、なら無条件、なら直撃かツモでトップになれる。
でもやっぱりリーチ! 打点上昇が大きく、上家、下家はほぼオリない状況。リーチしてもが脇からでる可能性が十分ある。
なんと、高め一発ツモ! しかも裏ドラも枚のせて倍満に! 文句なしのトップだ。
この試合は連荘が少なく、わずか9局の試合だった。
トップの鈴木選手、実は9試合目まで個人成績最下位だったが、この試合だけで、総合プラスの成績に。
天宮選手はドラを使える手をうまくあアガがれ東場に点数を大きく稼いだが、2着に終わった。
村上選手はクリックミスせず、やれるだけやれたという自己評価。マウスのエイムは同じチームの白雪選手に見習いたい。
因幡選手もいい内容だったが、またしても、展開に見放される結果となった。松本監督には、今までの試合で一番いい内容だったと評価を受けていた。このままいい内容を続けていけば結果も伴ってくるに違いない。
普段キョロキョロしながら道を歩くので不審がられるオセロがバーチャル界最強なバーチャル理系大学生。麻雀は副露率40%の全局参加型。天鳳 七段 / 雀魂 魂天。なんの役にも立たない雑談が好きで別チャンネルで毎週「のよちはっ!ラジオ」を投稿中。
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