【第2回 雀魂バーチャルインターハイ 第2回戦レポート】ルイス・キャミ―×因幡はねる×天開司×天宮こころ【文 縦鳥千波 】

【ついに一盃口が完成!】

親番天宮選手、ここで何をきるか。


天宮選手の選択は【9マン】。七対子は無くなってしまうが、タンヤオホンイツをみたのだ。

そのため、この【7ピン】を引いてもドラは切らなかった。


当然【6マン】で高打点を狙っていく天宮らしい選択。


【東】をひいてホンイツ一直線に。


みごと重ねてイーシャンテンに。


そんな天宮選手を止めたのは因幡選手だった。
【2ピン】を引いて高め一盃口の三面張テンパイ!

一発で高めを自模った!


満貫のあがりに加えて一盃口をあがり、全員から3ポイントのボーナスを獲得。平和のみになるかもしれなかった手が大きな加点になった。

【やはり現実的なルイス選手】前局のいい流れが続いて、因幡選手はすでに三色のイーシャンテン。

しかし、早かったのはルイス選手。リーチのみの愚形だが、変化の少ない親番ならばと、すぐにリーチ。余計な遠回りはしなかった。


普段守備的な天開選手が積極的に仕掛けてすすんだところに、【8マン】を引いてしまった。

先制親リーチは正義!ルイス選手のリーチが他の選手の手をしっかり潰した。裏ものって地味に大きい3900。

続いても、字牌がたくさんある手で、満貫クラスの手をねらいたくなる。


ルイス選手はここも、冷静に字牌の北で、トップ目らしく無理して打点は追わない選択。

下家から【白】がでたところ。

当然ポンして三面張のテンパイに。打点はそんなにないが、待ちが強すぎた。

2900のあがりで、少しずつだがたくさんあがって、まわりと差をつけていく。

【天開選手も狙いたかった一盃口


天開選手には平和のテンパイが入る。【1マン】【4ピン】引きで三色に、【1ソウ】【4ソウ】一盃口がついく変化がある。

しかし、一盃口でのボーナスは最初の1人だけなのだ。ここは素直にリーチを選択。

一盃口がなければこの【4ソウ】引き変化を捕らえられていただろう。

自模れたが裏はのらず。

【ルイスは止まらないし、止める!】


ドラゴンガールらしく、とっても嬉しい赤ドラ引きで一盃口をつくった天宮選手だが、【4ピン】を切ってしまっているのだ。

【7ピン】をきっていったん変化待ち。


【3ピン】を引いて【4ピン】が3枚みえている場況のいい待ちでリーチ!これはかなり強そうだ。

しかし、ちょうど【3ピン】【6ピン】待ちでテンパイした人がいた。ルイスだ!


ルイス選手がまたしてもあがって、天宮選手を抑え込んだ。トップ目ということもあり、リーチをかけずここも冷静にあがれる選択。

【ルイス選手は素点も稼ぎたい】

またしてもトップ目で役ありでテンパイしたルイス選手。

先ほどの局ではリーチをかけなかったが、今度は一転してリーチ。この待ちなら「いける」ということか。
4試合の合計ポイントで争うため、素点も大事だが、ルイス選手にはもう一つ点数を稼ぎたい理由があった。それは、同じチームの歌衣メイカ選手と、ルイス選手でスコアが高かった方が、4試合目に出場することにしていたためだ。どうせなら(いかにもトップをとりそうな)チームメイトにも勝ちたい!

そこへ親の天宮選手がドラを重ねてとっても怖い親のおっかけリーチ!


ルイス選手が【7ソウ】を持ってきた。嶺上開花チャンスで、ドキドキだ。

そう簡単には自模れなかった。


ここで、因幡選手にアクシデントが訪れた。安牌は【9ソウ】がある。しかし、次は何を切るか考えたい。

時間切れで【7ピン】を打ってしまったのだ。
今まで打っていた神域リーグでは、持ち時間が十分にあったため、気づかず時間を使いきってしまったのだ。
こういうミスも誰もがやることだし、ネット麻雀の要素の一つだろう。はねる組長が気にしすぎないか心配だけど、信頼できるチームメイトがいるから大丈夫だろう。1人じゃない。

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