かつてないほど集中力を研ぎ澄ました白鳥翔【Mリーグ2022-23観戦記1／31】担当記者：越野智紀

のトイツ落としで良形に見える亜樹選手のリーチを受け、現物が１枚。
はドラそばで相当切りにくい牌です。
そこでマンズに雀頭を求めてテンパイを外す手順も考えられましたが、を抜いてしまえば今にも飛んできそうな親の黒沢選手への安全牌が無くなってしまいます。

泣く泣く無筋を連打してテンパイ維持。

親の黒沢選手から動きはなく、新しく掴んだ無筋の。
これも泣く泣くプッシュかと思いきや、手を止めて状況を再確認します。
亜樹選手のリーチは良形濃厚。
前巡にが全て見えたことで、残った無筋がかかだけと激減。
を通した後の出アガリは期待薄で、自分が降りた後に黒沢選手からが打たれても亜樹選手のアガリになれば１局進んで問題無し。
黒沢選手への安全牌を消費せずに亜樹選手に通る牌を打てる状況になったため、泣く泣くプッシュを止めて笑顔でベタ降りを開始しました。

結果、追いついた黒沢選手がリーチ後にを掴んで満貫の横移動。
展開良く放銃を回避すると、盤石な点差でオーラスを迎え

最後も亜樹選手がアガリ、連続横移動で試合は終了。

白鳥選手が完璧な内容でトップを奪い、自身とチームは不調から抜け出しました。