マンズでテンパイの裏目よりソーズの1シャンテンの裏目が怖い。
弱い待ち、弱い打点、弱い捨て牌(重要)ではリーチは、いくら棒テン派でも危険です。
この時の代走は切りの裏目の引き。
お客さんと交代して、ソーズ待ちのリーチだったと思います。
代走で困るのは、オーラス僅差で頼まれること。
めったに無いんですが、よっぽどトイレを我慢していたみたい。
先に行って、オーラスは自分で打つのが大人のリソース配分です。
僅差のオーラスは、メンゼンのダマよりも食い仕掛けの形式テンパイが有利なことさえある。
でも代走ではこれはやりにくい。
ダマよりもリーチが有利なことも多い。
たとえばリーチ棒を出しても、相手がノーテンならこちらがトップとか。
これも代走だとやりにくい。
ダマアガリでトップなのに、見た目は最悪、放銃で転落まであります。
次のは
平らな場なら、絶対にフリテンにするでしょ。
というパターンですが、代走ではめったにしません。
ツモ
ツモアガリ拒否の切りや
ツモ
テンパイとらずの切り、
ツモ ドラ
これもテンパイとらずのツモ切り。
テンパイ取らずやフリテンにする価値があるのは2ハンアップが見込めるか、あるいは最後のケースのように裏目のドラで放銃を避けたいなどです。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2019年7月号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
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