麻雀最強戦2019
女流プレミアトーナメント
「脅威のツッパリ」A卓編
女流ツッパリ大戦開幕!
交錯する互いのリーチ棒
【A卓】担当記者:真中彰司2019年3月16日(土)
Mリーグのファイナルシリーズも前半戦が終了し、選手たちは調整期間に入った。
だがしかし、ファンに休む暇を与えないのが麻雀チャンネル。
女流プレミアトーナメントの第2ブロックが開幕した。
テーマは『脅威のツッパリ』
というわけで、ツッパることを愛してやまない対局者を紹介しよう。
まずは前回の決勝進出者、高宮まり。
チームガラクタ(前原雄大・佐々木寿人)直伝のツッパリが炸裂するか。
続いて夕刊フジ杯2017個人戦優勝、水瀬夏海。
過去の放送対局の打ち筋を見る限り、全然ピヨピヨじゃないのだが…笑
ヨーロッパに移住する姉・水瀬千尋の分まで暴れられるか!?
3人目は2016年の最強戦ガールズ西日本担当、高橋侑希。
2年前はトーナメント決勝に進出するも、水口美香の前に敗れ去った。
水口が再び決勝にコマを進めた今、立ち止まるわけにはいかない。
最後は第14期女流雀王・第26期麻雀マスターズの佐月麻里子。
数々のタイトルを獲得してきた実力派だが、実は最強戦は全て予選敗退。
今年こそはと、最強戦でも輝きたい思いは強いだろう。
それぞれの思いを胸に、サイコロは回り始めた。
まずは東1局、親の高宮にいきなりイーシャンテンの好配牌。
すぐに浮き牌にくっついてリーチがかかる、と想定していただろう。
しかしが被り、までも被るという、意地悪なツモが続く。
手順上は仕方ないことなのだが、どうにも感触が悪い。
それでもなんとか手を進め、とのシャンポン待ちでリーチ。
他の3者としては、2着まで通過できるため
「親に放銃すると致命傷だから、まだ無理はしなくていい」
と考えて、震える子羊のように降りるのが普通だろう。
しかし今日の相手は子羊ではなく、果敢に突き進むライオンだった。
まずは高橋がピンフのみの待ちで追っかけリーチ!
呼応するかのように佐月も大きく振りかぶり、カン待ちでリーチ!
ここまでカンの役無しのダマテンにしていた水瀬。
いてもたってもいられず、「私を忘れないでよ!」とツモ切りリーチ。
第1次ツッパリ大戦開幕!
それぞれの存在感を主張した4本のリーチ棒が、卓上で交錯した。
そして長い人差し指の先に現れたのは、なんとドラ表示牌の。
リーチ合戦は佐月が制し、7000点の収入を得たはずだった…