俺が魔神だ!渋川難波がオーラスの土壇場で見せた、正確無比な攻撃手順!【Mリーグ2022-23観戦記2/9】担当記者:ゆうせー

瑞原。

両者とのめくり合いを制してのツモアガリ。

実況日吉の声が響く。

『裏3だあぁぁぁぁーーーー!!!!!!!』

3000-6000のツモアガリ。

雷電とて安泰の位置ではない。

現在+19.2ポイントの5位。

前回は、本田と萩原で4着4着。悪い流れをここで断ち切っておかねばならない。

瀬戸熊が抜け出したところで、勝負は南場へ。

なんとしても2着は持ち帰りたい渋川。

しかし、南1局1本場は、

この三面張固定の【4ソウ】が、

瑞原のタンヤオ赤、2000は2300に捕まる。

失点を挽回しようと、

南3局1本場はダブ【南】から仕掛ける渋川。

【發】としてイーシャンテンに。

引いて来た【2マン】もツモ切る。

234の三色には【3マン】【2ソウ】の2種が必要だ。不確定な三色よりも、ドラの方を追った。

次巡、

【2ソウ】を引いてテンパイ。

ダブ【南】ドラ1をアガれば、計5200の加点となって2着目に浮上する。

なんとしても決めたいところだ。

しかし、親の瑞原からリーチが入り、

渋川がツモ切った【8ソウ】に、

「ロン」

という声がかかる。

開けられた手牌を見つめる渋川。

渋川が欲しかった、ドラの【8ピン】が雀頭。リーチドラドラ、テンパネして9600は9900のアガリだ。

厳しい。

『ラスか…』

という思いがよぎったサクラナイツサポーターも多かったことだろう。

だが、うつむいているヒマはない。

次局、

渋川はドラの【發】をポンして、満貫のツモアガリを決める。

しかし、これでもまだ4着目。このまま終われば、サクラナイツは全員リレーでの4連敗となってしまう。

運命のオーラス。

親番渋川の手は、

悪くない。5巡目でこの形。

ここから渋川は、

ドラの【7マン】をリリース。

渋川は、前述したネット麻雀での積み上げもあって、牌を効率よく組み合わせるのが得意な打ち手だ。

親ということもあって、リーチの効果が大きい場面。いたずらに手をこねることなく、素直なイーシャンテンに構えた。

上家の瑞原が、自風の【北】をポンした直後、渋川は、

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