熱論!21人のMリーガー
茅森早香・フェニックス
〜「なんかいい一打」を打つ
天才すぎる女雀士〜
文・masasio【セガサミーフェニックス担当ライター】
12月某日
キンマwebの編集長からラインが届く。
「年末年始、Mリーグが休暇に入る間、各ライターさんに1チーム分3名のコラムを書いてもらおうと検討していますがどうでしょうか?」
お、面白そう!
「是非やらせていただきたいです!」
希望するチームは?との問いに私がサポーターになっている「セガサミーフェニックス」と答えたのまでは良かったのだが、何を書いてよいかさっぱりわからない。
試しに、茅森選手の紹介を書き始めてみるが・・・
ω
天才
可愛い
・・・なんという語彙力だ。
こんなもの載せられるわけがない。
というわけで10月からの茅森選手の戦いを振り返りながら紹介記事を書いていこうと思う。
茅森のMリーグでの成績は12月終了時点で以下のようになっている。
登場回数は20半荘と、セガサミーの中で1番多い。
個人スコア-50.6は13位
平均打点7,235点は5位と上位だ。
これはリーチの選択が多いからだろう。
ここまでの成績はトータルで見ればややマイナスながらまだまだこれからといったところか。
11月は7戦で4トップラス無しという成績で大きくプラスを伸ばしたので、トータルがマイナスというのは少し物足りないように感じる。
チームも最下位で2018年を終えているので、茅森個人のマイナスを早く返済して、チームを浮上させてほしいところだ。
さて、茅森といえば
「天才すぎる女雀士」
というキャッチフレーズで有名だが、実際のところはどうなのだろうか。
茅森のことを昔からよく知る方(ここでは仮にUさんとします)に話を伺ったが、やはり昔から天才タイプだったようだ。
アガリに向かう「センス」のようなものがあるのだそうだ。
確かにMリーグで茅森の対局を見ていると、「なんかいい一打」みたいなのが時々出てくる。
オーラス、2着からラスまでが4000点の接戦。
親で役牌のをポンした茅森。
チャンス手で何切る??
一番手広くいくなら、一番アガリやすそうなのは、だろうか。
茅森はそのどちらでもない打
「なんかいい一打」じゃないだろうか。
理屈で説明するなら、
「を切ってドラのがもしポンできても、ペンでアガリが厳しい。それならば先にを打っておくことで、が鳴ける可能性も上がるし、の周りを引いての良形変化も見られる。ドラが出たらポンして、を落とせば良形のテンパイが目指せる」
といったところだろう。
自分で書いておいてなんだが、いまいちよく分からない。
一方茅森なら
「うーん。なんとなくこっちの方が良さそうじゃない?」
とこうなるのだろうか。
うん。確かにこっちの方が良さそう。
また別の局面
さて何切ろう?
打牌候補はいろいろある。
理屈で説明するなら、
受け入れが最も多く、タンヤオ、三暗刻、イーペーコーなどが狙える切りが正解。
といったところか。
を使い切るために手拍子でを切ってしまう人もいそうだ。
当然茅森もを切ったが、
「切らないとなんとなくアガれなさそう・・・」