瀬戸熊のトルネード1300/2600が炸裂して再逆転を許してしまった。
瀬戸熊の手牌を放心状態でみつめる仲林。
その夜行われた検討配信では…
多くの視聴者の前でずっと涙していた。
たった半年の付き合いだが、仲林の中で、優・小林・瑞原の存在が、そしてPiratesクルーの存在が驚くほど大きくなっていたのだろう。
腕を買われて指名され、レギュラーシーズンはふるわずも瑞原にセミファイナルへ連れて行ってもらい、最後の大一番を任された。
それ自体は嬉しかったが、だからこそ勝ちたかった。
そこそこの確率で、Piratesは敗退するだろう。
少なくともできることはもうない。
仲林は仲間とともに受けた傷を忘れない。
瀬戸熊が4年間の負けをこの大一番にぶつけたように、仲林の航海は、まだ始まったばかりなのである。
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」
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