包囲網を突き破れ! 仲林が決戦の船出で見せた涙【Mリーグ2022-23セミファイナル観戦記5/2】担当記者:ZERO / 沖中祐也

瀬戸熊のトルネード1300/2600が炸裂して再逆転を許してしまった。

瀬戸熊の手牌を放心状態でみつめる仲林。

その夜行われた検討配信では…

多くの視聴者の前でずっと涙していた。

たった半年の付き合いだが、仲林の中で、優・小林・瑞原の存在が、そしてPiratesクルーの存在が驚くほど大きくなっていたのだろう。

腕を買われて指名され、レギュラーシーズンはふるわずも瑞原にセミファイナルへ連れて行ってもらい、最後の大一番を任された。

それ自体は嬉しかったが、だからこそ勝ちたかった。

そこそこの確率で、Piratesは敗退するだろう。
少なくともできることはもうない。

仲林は仲間とともに受けた傷を忘れない。
瀬戸熊が4年間の負けをこの大一番にぶつけたように、仲林の航海は、まだ始まったばかりなのである。

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