新加入の渋川は、セミファイナルで気を吐き、トップを持ち帰ることで希望を繋いだ。
未曾有の不幸に襲われた内川は、揺るがない心で最後まで堂々と誇り高く戦い抜いた。
そして、
この日岡田は、ファンへ明るい気持ちを届けようと前を向いて戦い、トップを持ち帰った。
今季のサクラは、とうとう満開になることはなかった。だが、それでも、4人の勇姿は見る者の心の糸を何度も揺らした。
これから、サクラナイツファンとしては参入以来初めての、推しチームがいないファイナルシリーズとなる。
しかし、選手たちは、桜の季節が過ぎても、桜援してくれるファンのそばにいるだろう。
一緒にファイナルを見届けて、また来シーズン、綺麗な花を咲かせよう。
今年の桜、今宵、散りぬ。
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