それぞれのセミファイナル
文・カイエ【火曜担当ライター】2026年4月28日
セミファイナルも、あと3戦。
本日、セガサミーフェニックスとTEAM雷電の2チームが最終日を迎える。
僅差のオーラスが面白いように、僅差のポイントで推移する次のステージ争いの行方も、非常に面白い。
第1試合を終えての順位表はこうなっている。
上の2チームはファイナル進出、当確。
第1試合を黒沢で2着した雷電も、相当な安全圏。フェニックスに特大のトップラスを決められない限り、最終日を3位で終えられそうだ。雷電はこの、フェニックスより上の順位で終えているということが重要。そうなると物理的にかわされることがない。見事、残る1枠を3チームで争わせるように仕向けられた。下位3チームにはすでに、雷電の背中は見えなくなっていることだろう。
フェニックスはなんとかKONAMIより上の順位で終えて、最終日の4月30日木曜日にお祈りタイムとしたい。逆にKONAMIはこのままの差で最終日を迎えられれば、2戦中1戦の2着以上くらいでも通過できる有利なポジション。あとはドリブンズの猛攻さえ凌げればいい。
最終日に打てることの重要性。
レギュラー最終盤では、雷電とABEMASとのボーダー争いと並行して、ドリブンズとフェニックスとの「最終日に打てる権利」を巡る順位争いも行われていた。
その結果、消化試合は減り、見所は増えた。
レギュラー通過順位によって決定される最終日の座組。
非常に公平で、戦略性にも富んだ、優れたレギュレーションだ。
ともあれ、ここはKONAMIとフェニックスとの上下の行方に注目が集まる。
第2試合
東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
西家:内川幸太郎(EX風林火山 )
北家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
状況も違う。目的も違う。重圧も違う。
それぞれのセミファイナルが、始まる。
【醍醐大の場合】
史上初の連覇に挑むセガサミーフェニックス。
最終戦に起用されたのはエース醍醐。茅森監督の悔しいラスを受け、トップは必須。
最低でもKONAMIよりも上の着順で、木曜日のお祈りに現実感を持たせたい。
東2局
昨シーズンは「ポストシーズンの鬼」と化して初優勝の原動力となった醍醐も、今期はここまで各着順が1回ずつ。いわゆるサイクル。
ここは先制リーチとするも、すでに高宮が三色確定のヤミテン。親の本田はダブ
を頭とした仮テンで実質3番手。
本田、不運にもこのタイミングで、待望の
が暗刻になってしまう。
出ていく
は醍醐への放銃牌だ。
南2局
醍醐が今日一の長考に沈む。
自身の手はピンフドラドラ。しかし宣言牌となる
は、
本田の派手でヤンチャなホンイツ仕掛けに切りにくいマンズ。
しかもカンが2つ入っている。余ってこそいないものの、三~八mまでどんなパターンでもロンと言われそうだ。もちろんトイトイやチンイツが複合すれば高い。
危険牌のマンズ?
打ち出すのはフェニックスのアヤっ牌である
だ。
近藤誠一が一発で倍満ツモとし、醍醐自身が昨シーズンのオーラスで奇跡の引き戻しをしてみせた
。当たるはずもない。
今日一の迫力で「リーチ!」と牌が曲げられた。
迷っていたのは、リーチかダマかという判断だったようだ。
ここで3900点の収入でもまだ2局あり、自身はラス親。
加えて、待ちの
–
は誰からも出やすい。だがリーチしても出やすい
–
。
醍醐の河には、これぞ「十段」の証ともえいえる
→
という先切り牌が、字牌に続けて並んでいる。ならば裏ドラを3枚見て、打点を求める一手。













