熱論!Mリーグ【Mon】
懐深く構える打ち手
チーム雷電 瀬戸熊直樹が
勝負所で放った閃光の一撃
文・ゆうせー【月曜担当ライター】2020年2月17日
1戦目
実況 小林未沙
解説 滝沢 和典 二階堂 亜樹(EX風林火山)
レギュラーシーズンも残すところあと十数戦。
7位ドリブンズは、ボーダーを目掛けて攻めてくるに違いない。対する5位チーム雷電、ここはなんとしても負けられないところ。
本日先発を任されたのは、瀬戸熊直樹。
両の手で自らを鼓舞し、卓へと向かっていった。
瀬戸熊は、子方のときは自らが思い描いた最高形を目指すとともに、致命傷を負わないよう手牌にゆとりを持たせて進行をすることが多い。
東1局
瀬戸熊はここから打。ドラを2枚使い切ることを目指しつつ、を受け駒として残した。
東2局1本場
789の純チャン三色が理想形。それ以外のルートを断ちつつ、安全牌を抱えるスペースを確保するために連打。
この局は園田の親リーチが入り、
カンをツモアガリ!
裏も乗って、リーチツモ赤赤ドラ裏、6100オールのアガリ。前局の3900出アガリと合わせて、園田がスタートダッシュを決める格好となった。
東1局2本場
8巡目、
瀬戸熊はを切ってリャンシャンテン戻し。123三色にならなければこの手は勝負しない構えだ。それならば、を切って役無しのイーシャンテンにとるよりも、後の安全を買うためにを取っておきたい。
余裕をもちながら構えて不必要な放銃を避けつつ、決め手になったときはバチッと勝負。子方のときの瀬戸熊の戦い方は実に徹底しているように思う。
この局は、高宮の2200-4200のツモアガリ。そして、
瀬戸熊は親番を迎える。
東2局
瀬戸熊は、親番ではツモに逆らわないストレートな進行をする。
2巡目、
瀬戸熊はドラを引き入れるも、まだ少し苦しい形の手牌だ。
5巡目では、
この形に。、と手応えのあるツモが来ている。
6巡目には、
抜群のツモ! ここは打。