【EX風林火山 IKUSA観戦記】IKUSA ファイナル初日 真っ向勝負、ベタ足インファイトの行方 文・渡邉浩史郎

ファイナル第三試合

起家から一井、志岐、しゅも、逢川。

まるで前戦を引き継ぐかのように、一井と志岐しか和了らない。
【東1局】、一井の9600を皮切りに……

志岐のマンガンツモ。

 

一井の2000、700・1300。

 

志岐の1600・3200、8000。

なんと【南1局】まで、二人の和了りのみで局面が進んでいった。

【南2局】ここまで和了りのない二人によるリーチ合戦はしゅもが一発ツモ。1000・2000でようやく一太刀浴びせるや否や……

返す刀で【南3局】。親番、ツモイーペーコードラドラ赤のマンガンツモで一井に近づく。

【南3局1本場】こそ志岐のリーチに競り負けてしまうも……

【南4局1本場】鳴かせて一井の着順を落としに行った志岐との連係プレーで見事マンガンのツモ和了り。この半荘二着で明日に希望をつなぐ形となった。

第3試合結果
1位:志岐祐大 +65.4
2位:しゅも +8.0
3位:一井慎也 ▲17.9
4位:逢川恵夢 ▲55.5

結果だけ見れば志岐の大幅リードで迎えたファイナル初日。
しかしその裏には数々の思惑によって、この着順が作られている。

今日という日に最大級の不幸が乗っかってきてしまった逢川は3トップ条件。
最後まで意地を見せたしゅもは2トップ+αで十分手が届く。
そして殴り合いを見せた志岐と一井は一着順を争う直対バトル。

いよいよ明日、212人の思いを背負った4人の中から、一人が決まる。

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