幸運を味方につけながら 河野高志のメリハリ【Mトーナメント2023/6/22 G卓】担当記者:東川亮

また、第2試合の東3局では、【7マン】ポンから仕掛けてアガリに向かっていたが、親の茅森が2フーロ、そこに渋川も仕掛け返していったところに【4マン】を引き、1シャンテンからあっさりと撤退。

次巡に掴んだ【7ピン】は親の渋川への満貫放銃となる牌だった。

渋川

少しアガリに色気を出していたら打ってしまっていてもおかしくないように見えたが、河野クラスの打ち手に対しては余計なお世話なのかもしれない。自身のターンではないときにしっかりと手を見切って不用意な失点をしない打ち回しは、トーナメント巧者の力の一端を示しているように思えた。

終わってみれば、第2試合は河野が快勝。渋川をかわし、卓内1位で次のステージへと駒を進めることになった。

2戦トータルのスタッツで、放銃がなかったのは河野のみ。紹介VTRで多井が言っていた「押し引きと勝負強さが特徴」を地で行くスタッツとなっている。Mリーガー相手に力を示した河野の次戦にも、ぜひ注目していただきたい。

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