自らの2連勝を決定づける、アガリを決めたのだった。
堀は南3局でトップをみたリーチを打つも、太に12000を放銃してしまい悔しいラスとなってしまった。
トップは、個人2連勝、そしてチーム3連勝を決めた仲林圭。
インタビューでは、「(堀が)雀王になる確率80%とか言ってたんで、これはこらしめないといけないな、と」と笑顔で語ってくれた。
今週末の15日より、雀王決定戦は行われる。良かったらそちらの対局にも注目してもらいたい。
仲林は、自身の麻雀を「普通」だとよく表現することが多い。
しかし普通であることを認め、更に強くなるのは簡単なことではない。
『凡を極めて非凡に至る』という言葉もある。
仲林の麻雀はある意味、麻雀打ちが目指す究極の理想に近い物なのかもしれない。
”善く戦う者”は、これからも戦果をあげ続けるだろう。
その打牌に、奇抜さや、斬新さが仮に無かったとしても。
パイレーツクルーは。そして世の麻雀ファンは。
仲林圭の強さを忘れることは――決して無い。
最高位戦日本プロ麻雀協会47期前期入会。麻雀プロ兼作家。
麻雀の面白さと、リアルな熱量を多くの人に伝えるため幅広く活動中。
Twitter:@Kotetsu_0924
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