本日発売の「近代麻雀」7月号では、麻雀が大好きな人に向けた企画「麻雀お仕事図鑑」を掲載している。大好きな「遊び」を「仕事」にしている酔狂な人たちの仕事内容や実態を赤裸々に公開! その内容を少しだけご紹介しよう!
Mリーガー
超一流企業と選手契約を結んでつかむ麻雀ドリーム
推定年収
400万円~2,000万円
お仕事内容
有名企業がプロ雀士と契約を交わしチームを作って戦う「Mリーグ」の選手を「Mリーガー」と呼ぶ。約半年にわたってリーグ戦が行われ、各選手の出番は週に1~3回程度。最低年俸が400万円とだけ公表されており、最高額等は不明。優勝など賞金獲得時に出来高として得られる賞与とMリーグ以外の収入を加味すると年間2千万円ぐらい稼ぐ選手はいると思われる。
どうやってなるの?
日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、麻将連合、RMUの5団体いずれかに所属する選手に対しチームが契約することができるので、まずはプロ雀士になることが最低条件。ただしプロの総数は2千名近くいて、その中の30名程度がMリーガーの総数なので競争率の高さは半端じゃない。タイトル戦などで活躍を続け、実力や人気を示すのも大切だが、企業は「どこに出されても恥ずかしくない清潔感と人間性」も見ている。
結論
まずはプロになって試合で活躍し、映像対局でファンに支持される麻雀を表現し続けること。運が良ければ企業の目に留まるかも?
麻雀プロ
ハードルは低く競争は激しい業界
推定年収
マイナス20万円~2,000万円
お仕事内容
プロ麻雀団体に所属していれば麻雀プロと呼ばれるが、稼ぎのある人もいればゼロの人も多い。試合のエントリー費や団体の会費もあるので、麻雀プロとして無収入なら年間でマイナス20万円ぐらいになる。タイトル戦の賞金は少額なため、稼ぎの多くは麻雀店へのゲスト参戦、ゲーム番組出演などである。
どうやってなるの?
プロ団体が開催するテストに合格すればその団体に所属することが認められる。試合や団体運営に参加する権利が得られるだけであり、給与などはもらえない。団体はプロ雀士の互助組織であり、食い扶持は各自が確保するしかないのだ。
結論
団体が仕事を斡旋してくれる場合もあるが、それはたまたまそうなっているだけであり、基本的には個人事業主の集合体である。
▲猿川真寿プロ(日本プロ麻雀連盟)
雀荘オーナー
日本一になれば億万長者になれる!?
推定年収
0円~2,000万円
お仕事内容
大手チェーンの年間売り上げは50億を超えることもあるが、経営者の年収は高くても2千万円程度に抑えられることが多い。お店が赤字だったら、経営者の取り分は事実上0だ。
どうやってなるの?
開店・運営資金として1千万円程度は必要。警察に営業許可申請を出して許可が下りたら営業することが可能になる。
結論
開店に適した物件を見定めるのが至難の業。素人にはかなり難しい。
麻雀誌編集者
漫画と麻雀に情熱のある変わり者の集まり
推定年収
300万円~1000万円
お仕事内容
漫画雑誌なのでまずは漫画の知識がないと務まらない。その上で麻雀にも精通していないと仕事にならない。昔のように編集部内で麻雀を打ちまくることは少なくなっている。
どうやってなるの?
出版不況のため募集はほとんどないが、最近竹書房には違う部署に面接に来て強引に近代麻雀に異動した新人女子もいる。
結論
麻雀に関わりながらも親には「出版社勤務」と言うことができる。
▲最強戦実行委員長金ポンも「近代麻雀」の編集者
他にも、麻雀教室講師・麻雀ライターやユーチューバーなどなど、麻雀に関わりあるお仕事を余すところなく紹介したこの企画が掲載されている「近代麻雀」7月号は只今好評発売中ですので、ぜひお手にとってご確認ください!
「近代麻雀」7月号:商品内容はコチラ。