みずぐちむが教えてあげる!
つおくなる!麻雀講座【第5回】
こんにちは、みずぐちむです!
最強戦ファイナル、私の予選D卓は、全22局2時間30分に及ぶ大激闘でした。私のオーラス親番は1時間近くやっていたそうです(笑)
逆転まであと一歩及びませんでしたが、記憶に残る追い上げができていたのだとしたら嬉しいです。
そういえば小休止を挟んだ時、映っていると思っていなく口ぽっぁーんと開けて放心してました…
そ、そんなぁ映ってるって教えてください(笑)
第5話 王子様も麻雀も選択肢がいっぱい♥
猫まっしぐらはダメ♥
今回は手役選びのコツについてお話ししようと思います。
手役選びとは、例えばみなさん序盤の方でホンイツにするかタンピンにするか迷う時ってありませんか?
字牌があって、どれかひとつの色がいっぱいあって、でも他の色もちょっとある… みたいな。
これをどちらかに決める時、実は明確な基準があるんです!
実際に牌図を見て考えてみましょう。
まずは図1を見てください、何を切りますか?
図1
東1局南家 5巡目 どんな手を目指して何を切る?
ドラ
マンズが多くて字牌がトイツ。
ぱっと見ホンイツを視野に入れる方は多いのではないでしょうか?
でも待ってください。
ドラ受けもあるしソーズの両面ターツもあるし、何だかメンタンピンドラとか目指せそうじゃないですか?
この手をホンイツにすると遅くなるし鳴いたら安いしで実はけっこうきついんです。
この手はまずを切って、にくっつけてのトイツを落としていくイメージでいきましょう!
おいしいご飯に一直線
ドラお次はこんな手、同じように染め手にいくかどうかの分岐点です。
役牌がトイツで、マンズの部分がもしかしたらイッツーになりそう。
ということは、鳴いてマンガンになる可能性があるということですね。
先ほどの手との違いはここです!
さっきの手はメンゼンで仕上げないと価値のない手でしたが、この手だったら鳴いても高くなっちゃうのです。
おまけにダイレクトにドラを受け入れられないので、普通に手を進めてもメンゼンで一気通貫ができた時くらいしかあんまり高くならなそう…。
普通に進めても微妙な手で、染まったら高い時はバシバシ染めていきましょー!
勇気があればなんでも○
最後は図2の手です。
図2
東1局南家 6巡目 どんな手を目指して何を切る?
ドラ
ホンイツにしようと思ってたけど他の色でひとメンツできちゃったパターンってよくありますよねぇ。
ひとメンツできちゃうとさすがにホンイツは厳しいかなーってみなさん思いません?
いいえ、巡目と形によってはひとメンツ落としするべき瞬間があるんです!
この手なんかはやが鳴ければかなり和了れそうなので、9~10巡目くらいでも勇気を持って外すことをオススメします。
落とす際の切り順ですが、一番大事なのは安全度です。
誰かの現物や通りそうな牌を最後に切るようにしましょう。
特に差がない場合は、メンツの真ん中から切ると明らかな両面ターツ落としになってしまうので、はじっことはじっこ(この手ならと)を切ってカンチャン落としのように見せましょう。
最後のカンチャンを切る時にバレるかもしれませんが、もしかしたら途中でカンチャン引いたのかな?
と思わせられる可能性もあるので、少しでもホンイツっぽさを消していきましょう。
まとめると、鳴いてマンガンありそうなら仕掛け圧倒的有利、そうじゃなければメンゼン有利!
を覚えておいてくださいね☆
次回は手役選びのコツパート2です!
今回はホンイツだけだったので、次回は一気通貫と三色の天秤どっちにしたらいいの~!? などなどをみずぐちむが書いちゃいます☆
それではまた!
ではまた!
(初出「近代麻雀」2018年2月1日号)