まさに変幻自在のトリックスター 本田朋広の鳴き麻雀が今アツい!【Mリーグ2023-24観戦記 11/20】担当記者 #徳岡明信

南2局では瑠美が決定打となる8000点を東城からアガる。
これで全員が縦長の持ち点となる珍しい試合展開となった。

南3局、ここでの本田の面白い仕掛けが飛び出す。

ドラドラ赤赤でメンゼンのイーシャンテン。
ここからカン【6ピン】をチーして打【8マン】とする。

メンゼン限定のイーシャンテンから仕掛けの効くイーシャンテンへ。
理は頭で理解出来ても中々声の出ない仕掛けもなんなくやって見せる。

程なくして【3ソウ】を引き入れテンパイ、そのまますぐにアガリへと結びつける。
【3マン】もツモ切って中筋となり、【8マン】【9マン】と手出しで払ってカン【6マン】が出てくるケースは非常にレアケースだ。
放銃した瑠美もこれは盲点であっただろう。
2着浮上、あわやトップまで見える位置までアガってきた。

堂々とトリッキーな仕掛けも使うその姿、
まさに変幻自在のトリックスターと言ったところか。
昨年の本田には正直仕掛けが美味いというイメージはあまり無かったが、
昨年仕上げた直球ストレートな雀風に非常にマッチした仕掛けを備えて来た今シーズン。

小林剛園田賢に次ぐ仕掛けのイメージが強いMリーガーに加わる未来も近いかもしれない。

 

南4局は瑠美がしっかりとアガり切ってトップを守り切る。

瑠美が個人2勝目を挙げ、EX風林火山がさらにポイントを伸ばして好調をキープする。
箱下の4着になってしまったセガサミーフェニックスは-500pを突破して未だ暗闇から抜け出せず。
まだレギュラーシーズン1/3を終えた所とは言え、早めの立て直しが必須となってくる。

上下がしっかりと開いてきたポイント状況、
好調チームが更に上積みとなるか、はたまた不調チームの逆襲が始まるか。

中盤戦へと突入するMリーグ、更なる熱い試合にこうご期待!

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