『気持ち』が生命線〜瀬戸熊直樹の思いが呼び寄せた快勝劇【Mリーグ2023-24観戦記 3/5】担当記者 千嶋辰治

息も絶え絶えに【8ソウ】を叩き切った姿を見て思う。

大の大人が顔を真っ赤にして『気持ち』をぶつけ合う。
その姿のなんと美しいことか。

胸の震えるような勝負。
できることなら1巡でも長く観ていたかったが、やがて決着は訪れた。

伝家の宝刀「トルネード」が、高めの【3ソウ】を力強く引き寄せ、6,000オール。

この後さらに4,000オール、2,900点の出和了りと加点を続け、瀬戸熊の持ち点は8万点越え。

そして親が落ちて迎えたオーラスでも、瀬戸熊の一撃。

一発でドラをツモり上げ、9万点を超える大トップをもぎ取って快勝。
第1試合で被ったマイナスポイントを跳ね返し、カットラインを巡る戦線に生き残った。

ここで、本日の戦いを終えての成績を振り返っておきたい。

第1試合でボトムに沈んだ雷電が、バウンスバックに見事成功。
6位のフェニックスに対し、わずか2.5ポイント差に迫った。
それとともに、今日の2試合を2着2本にまとめた風林火山の健闘で、6位から9位までの4チームが35.2ポイントにひしめく大混戦に。

残る試合数はフェニックスが14試合、雷電、BEAST、風林火山はそれぞれ12試合。
最終盤を迎えてもなお、セミファイナル進出争いが混迷を極めている。

混戦を制するのは… 誰だ!

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