たろうがカン、
岡田がカン、
全員がカンチャンでテンパイだ。
横一線の中、先頭でゴールするのは果たして誰なのか。
最初に分岐が訪れたのは、
伊達であった。
張り詰めた頬で持ってきたのは、
であった。
を切れば、変則三面待ちのリーチが打てる。
伊達は、
打とした!
たろうに打つことなく、凌いだ!!
場を見ると、
は全員に超のつく危険牌となっている。
小林とたろうには、リャンメン2パターンにあたる両無筋。岡田もを鳴いてはいるが、それでも両無筋なことに変わりはない。
それなら、小林が切ったを考慮して、小林とたろうには待ちがないを切る方が安全であろう。
もも放銃し得る牌だが、場を見てまだマシな方を選び、伊達は役アリテンパイを維持したのだった。
続くたろうは、
ツモってきたをそのまま河へ。
岡田は、
をプッシュ。
親番でのアガリを目指していく。
次の小林は、
ツモってきたで、急停止。
これは、伊達のアガリ牌だ。
「麻雀サイボーグ」小林剛は、
を止めて、を打った!
は全員に対する無筋。しかも、ソウズの真ん中はあまりにも高く、カンチャン待ちやシャンポン待ちも否定出来ない。
また他家の動向としても、真っ先に仕掛けたたろう以外、伊達や岡田が終盤に入って押している。
そんな中で、小林の手はタンヤオのみの愚形。
5枚持ちのを打つリスクの方が高いと考えた小林は、今通ったで迂回することを決め、伊達のイーペーコーへの放銃を回避したのだった。
皮肉にも、
次に積まれていたのは、先ほどまでの小林のアガリ牌、。
しかし、小林は、
上家から出たをチーして、
テンパイ復活!
この後、
岡田がシャンポンへ、
そして、
伊達が変則三面張へと待ちを変えるも、
この局の最後には、