KADOKAWAサクラナイツ
レギュラーシーズン ＋247.2pt 3位
セミファイナル ＋86.8pt 3位
ファイナル ▲42.1pt 3位
©Mリーグ
（左から）堀慎吾 岡田紗佳 内川幸太郎 渋川難波 森井巧監督
内川幸太郎 ▲204.8 31位／36人
「レギュラーシーズンに関しては、個人としては今までやってきた5シーズンで一番苦しい成績になりました。
レギュレーションにかかる年、というのはありましたが、岡田を中心に3人とも3桁近くのプラスをしてくれていたので『自分はつなぎで』という気持ちがずっとあったんですけど、セミファイナル以降も『他のチームメートがなんとかしてくれるから、自分はラスだけは引かないように』という気持ちが強すぎて、それでラスを引かないならまだいいのですが、麻雀はそういうゲームでもないので、余計に勝負をせずに着落ちする場面が非常に多くて、なかなか1年を通して切り替えが難しかったかなと、今は振り返っています。
本当にファイナルの最後になってもなるべく勝負を避け、『自分は無難な成績を残して、ポイントゲッターが稼いでくれて優勝争いできれば』と考えてしまっていて、自分で行こうという気持ちよりも自分が敗因にならないようにと考えていたのが、そもそも間違いだったかなと思います。
今シーズンを通して一度も勝負ができなかった、勝負を選べなかったかなと思っています。今日の堀さんの7p打ちなんかを見て、何かを教えてもらったような感じです。3位争いではありましたけれども、ああいうところを来シーズンはしっかりと、もう一度思い出して戦っていきたいと思っています」
岡田紗佳 ＋212.0 6位／36人
「成績の上ではかなりいいものを残せて、しかも、今までで一番回数を打たせていただきました。ファイナルの最終日に打ったのもこれが初めてですし、個人的には大きな一歩を踏み出せたシーズンになったじゃないかなと思います。
正直、MVP争いをしていた頃は（他の仕事もあって）本当にパツパツでした。でも、そういった中でも結果を出さなければいけないと思っていましたし、その経験はこれからも自分の中で生きていくと思います。今シーズンはメンタル面で一番できたのではないか、という気がします。どんなときでも緊張せず、しっかり考えてから打つことができました」
堀慎吾 ＋92.8 11位／36人
「個人としては最低限の仕事はできたかなと思いますけど、優勝を目標にやってきたので、素直に悔しいです。昨シーズンは初めてファイナルに行けないシーズンでした。サクラナイツはそれまで毎年ファイナルに行けていたので、ファンの方をがっかりさせてしまったかなという気持ちがすごくあって、なんとしてもファイナルには進もう、という気持ちで1年間やってきました」
渋川難波 ＋147.2 9位／36人
「誰も入れ替えてほしくないということで、最低限としてファイナル、もっと言うとセミファイナルには残ってほしい、というファンの方の桜援がたくさん届いていました。
サクラナイツは途中で有利なポイントがあって、そのときに普段ならガンガン押すところを、少しでもレギュラーシーズン突破率を高めるために『ここはトップを狙わず2着3着でいいか』みたいな妥協をしたときが結構ありました。それはそれでアリだと思いますけど、やっぱり優勝を狙うならそこからトップを狙いに行くべきだったとも思いましたし、ファイナルだけは思い切っていこうと思っていましたけど、そのファイナルで結果を出せませんでした。
来シーズンからレギュラーシーズンからずっと『僕の選択についてこい』というふうにやっていこうかなと思います」
森井巧監督
「レギュラーシーズンの序盤は非常に苦しかったのですが、そこから一気にポイントを稼ぐことができて、順風満帆というか、危なげなくレギュラーシーズンを突破できたことは非常に良かったと思っています。ただ、セミファイナル、ファイナルでは良いときもありましたけど苦しいときも多くて、思ったような結果を得られない、麻雀はすごく難しいゲームだなと、改めて実感したような瞬間も多かったと思っています。
今期はパイレーツさんが非常に強くて、僕らが理想としている、レギュラーシーズンでポイントを重ねてセミファイナルも危なげなく、それどころか後半になるとポイントを持っているから優位に戦えて、ファイナルもそのポイントを持ってまた優位に戦えて、ということをやられていて、そこに全然追いつけなかったという印象があります。来期は僕らがそれをできるようなシーズンにしたいと思っています」
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